ブロンプトンB75を個人輸入する方法とその顛末
注文するまで
通販したブロンプトンB75が届いた。2019年10月時点で日本未発売モデルのため、入手するには通販しかないが、ブロンプトンは対面販売のみなので日本のチャリヲタがよく利用するイギリス自転車通販サイト、WiggleやEvans Cyclesは使えない。そこで輸入代行の方に、代わりに買っていただいた。自転車のような重いものを注文してしまって申し訳なく思うし、感謝してます。
注文の流れ
問い合わせ→見積もり→日本の銀行口座に入金→商品到着→送料見積り→日本の銀行口座に入金→発送→到着
注文から到着までは以下のような流れだった。入金は2回、商品代金と、その送料を振り込む。口座は日本の銀行なので特に難しいことはない。やり取りはすべてメールで。
商品代金 £745=¥101,683(£1=¥134)こんなもんでしょう!日本の代理店を通したら20万円以下では買えない。見積もり時のレートは129円で、為替変動リスクでレートより5円高くなる。見積もりは1週間有効。手数料£10。
送料は、空輸の最安でヤマト運輸を使用、紛失補償あり、重量14.7kgで28,967円(£1=¥135)だった。これ、到着が遅くてもいいから船便で1万円くらいで送ってもらえないものですかね?と思うが、船便は箱が潰れたりするそうなので、まさか木箱に入れて送るわけにもいかないし、高くても仕方がないか、と思う。送料が高いな…。この21世紀、品質管理さえ同じならメイド・イン・どこなんて全く気にしないから、また台湾に工場、それも協力工場ではなく直営工場を作って欲しい。台湾の自転車メーカーがその工場を中国本土、深センあたりに移して久しいけど、ブロンプトンはプレミアムブランドなのだから、台湾に工場があってもいいと思う。工場の立地は、台北だと港が遠いので、高雄なんかどうでしょうか。港も空港もあるし、工場建設に関してはイギリスの銀行よりも台湾の銀行がお金を貸してくれそうだ。台湾でもやはり台北への一極集中があり、地方都市には仕事がないから是非とも地方都市に工場を作って欲しい。台湾は行けば分かるけど、通りに面した4階建てくらいの建物の1階は大抵はお店か何か良く分からない、看板も掲げていないような工場になっていて、バイクの修理くらいはできる人が大勢居るのだ。その人達の技術を自転車製造に転用するのはわけもないだろう。ブロンプトンバイシクル社としては台湾の協力工場で作られたブロンプトンの品質に満足がいかなかったらしいが、品質管理を自分たちで行えば問題はない。
そしてブロンプトンのアジアでの大消費地である日本と中国本土(コピー商品が作られているくらいなのだから需要はあるだろう)へは船便が使えるので輸送料も安い。そうすればB75を本当に10万円で売ることが出来る。これでこそブロンプトンの民主化は完了する!民主ブロンプトン万歳!女王陛下万歳!というわけだ。それに10数年ぶりに台湾製ブロンプトンの復活となれば、自転車アイランド・台湾のチャリヲタも鼻高々だろう。以上、妄想おわり。
到着時にヤマト運輸の方には、開梱をしていただき感謝しています。段ボールを持ち帰っていただき更に感謝しています。
代金の支払いは更に商品配達時に消費税を払うことになっている。今回の場合は消費税4,914円、諸税1,382円で合計6,200円だった。税関のWebサイトで確認したところ、自転車(完成品)に関税は掛からないようだ。
その他経費
防犯登録 600円
米式バルブのエアポンプ(無ければ)
輪行袋(電車やバスに乗る場合)
ブロンプトンB75とは
折りたたみ自転車で有名なブロンプトンの最廉価モデル。従来モデルに比べてサドル、ブレーキといったパーツが最新型ではない他、泥除け、折りたたみ式ペダルなどが省略されている。スターメイ・アーチャー製内装3段変速。何だそれ。見慣れたシマノ製パーツは一切見当たらない。16インチタイヤの折りたたみ自転車の中では、折り畳んだ時のサイズは恐らく世界最小。その工芸品的な機能美により、実用品というよりチャリヲタのペットになっている。ホイールベースが長いので、タイヤは小さいのに直進安定性に優れ、意外と長距離もいける。とはいえママチャリと同じ内装3段変速では辛いので、自転車旅行をする人は上位モデルの外装2段×内装3段=6段モデルを使っている。以前、私の家に来た自転車旅行の男性、彼は香港の郵便局で定年まで勤め、今はアジア諸国を自転車で巡るお供がブロンプトンだったので、以来欲しいなあと思い続けていた。
乗ってどう感じたか
今日は雨なのでまた晴れの日に乗ります。
私の愛憎入り交じるブロンプトンへのエッセイはこちら: