Hiroki Kaneko
2 min readSep 29, 2020

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2000年代後半から多くの大手企業で3次請けが禁止になったり、36協定の法令遵守で、記事に書かれている内容の頃より今のほうがSESの労働環境はだいぶマシになっているとは思いますが。個人フリーランスの方が企業より立場が弱いため、不利な契約を飲まされる場合が多いというのが両方やった私の感想です。フリーで単価の安いWordPress案件ばかりこなすよりもSESで業務系システムのバックエンドロジックを書いたほうが単価は高いです。全体的にこの記事は、ちょっと情報が古すぎるのではないでしょうか?業界を知らない人にSESの悪いところばかり吹聴するなら、フリーランスの請負契約でいくら残業しても金にならないことも書くべきですし、本当に営業力が高い人や、本当に技術力のある人しかフリーランスでは生き残れません。ネット上に散見される「未経験からちょっとスクールで勉強しただけでフリーランスになれる」というのも、知識、経験、人脈なしのフリーランスに誰が仕事を依頼するのか?という問題を無視しているように感じます。それならSESの準委任契約で時間給で貰ったほうが収入は安定しますし、運が良ければ現場で師匠を見つけて自分が成長できます。SESのデメリットを書くにしても、せめて近年の状況を踏まえて書いてほしかったです。「自社開発=偉い、SES=偉くない」という視点はかつてのSES業界の「上流工程=偉い、プログラマー=偉くない」と同じくらい意味のないことに思います。

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Hiroki Kaneko
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Written by Hiroki Kaneko

自営業のソフトウェア技術者。Airbnb TOP5%ホスト。サイクリングと旅行が趣味。

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