Braveブラウザに関するメモ
バカみたいな広告が、本当に、本当に嫌い。しかし消えてなくならない
私の標準ブラウザは、macOSではなぜかSafariを使わずにChromeを使っており、広告を出さないためにAdGuardプラグインを利用している。極めて快適だ。しかしiPhoneではそうはいかない。おかげで私は自分の通信量を払ってクソ広告を毎回見る羽目になる。
私にクソ広告をぶつける広告主は「経営科学出版」や「ダイレクト出版」という聞いたこともないクソ同人誌で、そのクソ広告を流通させているクソ会社の名前をGoogleという。
困ったのは、広告の右上に、スマホではタップするのも困難なほど小さなばつ印のアイコンがあり、そこで「この広告を表示しない」ボタンを何度押しても出てくる。どうなってるの？
クソ広告とは、例えばこのような広告だ：
広告例1：「ユダヤ人と日本人のDNAの奇妙な同一性」
→はぁ？「ユダヤ人」などという「人種」は存在しません。「ユダヤ教を信奉する集団」は存在します。「日本人」という人種は存在しません。日本語を話す集団は存在します。現生の「人種」は、ホモ・サピエンスただ一種類のみです。
例えばエチオピア人のユダヤ教徒（＝ユダヤ人）は外見は黒人なのだけど、その人達も当然「ユダヤ人」であり「日本人のDNAの奇妙な同一性」があるのだよな？っていうか現生人類はホモ・サピエンスただ1種のみであり、アフリカ人だろうとアジア人だろうと、似てるに決まってるだろ。
広告例2：「中国人と日本人の遺伝子は違っていた」
→どうもこの広告主は中国人が嫌いでユダヤ人が好きなようです。では渡来人はどうなる？近畿に住む人ほど中国人との関連が濃いのだけど、「関西人は皆殺しだ、この細目ども！」とでも言いたいのか？昔の漫画の大阪人って細目で金にセコい、みたいに描かれていたけど、さすがにアレは今できないよなあ。怒れる関西人の皆さん、皆さんを侮辱する「経営科学出版」だか「ダイレクト出版」を爆破した方がいいよ。
顔だけ見ても日本人の顔は中国など東アジア系と、フィリピンなど東南アジア系を足して2で割ったような顔なのだから、南からも北からも、中国からも朝鮮半島からもやってきた、と考えるのが当然なのではないか。そんなもの、地図を見ればわかることでDNAがどうと「証拠」を出すまでもない。
広告例3：「国連が暴露「温暖化は嘘でした」」
→1年間の平均気温を100年分並べると上がり続けているのだけど、これはどういうことか説明しろよ。あとお前の頭の中にしか存在しない組織のことを「国連」と呼ぶんじゃねえ。「俺が見た夢の中で俺の脳が暴露「温暖化は嘘でした」」だろ？
このような嘘と偏見と憎悪を撒き散らすだけの広告を出して金儲けをしている、Googleという会社の広告出稿基準はどうなってるんだ？「特定の広告を表示しない設定」も、また出るじゃねえか。これは明確に嘘であり、企業倫理としてありえない。
YouTubeの広告もひどい。初音ミクのようなしょうもない早口の合成音声の紙芝居マンガにもうんざりだ。私はそれらの広告を見たくないがためにYouTube Premiumで毎月¥1200程度支払っている。
しかし世の中には、そのような目的のためだけに毎月¥1200程度払えない人もいる。そこで、スマホで広告を非表示にする方法が2つある。
1 BraveブラウザのiOS版が「広告非表示ブラウザ」として使える
そこでBraveブラウザをGoogleで検索すると「他のキーワード」に「Braveブラウザ 中国」と出るのだけど、これは金盾を突破できるのか？といった技術的興味によるものなのか、単に「中国政府の息のかかった企業の撒き餌じゃないだろうな」という意図だろう。え？Brave知らないの？ブレンダン・アイクの会社なのに？あなた、ニュースとか見てないんですね。つまらねえ標準的な地球人類。
「あー、Braveブラウザか。あの、同性婚に反対してMozillaを追われたブレンダン・アイクが自分の食い扶持のためにでっち上げた会社のヤツね」とか「テメエが設計したJavaScript言語仕様の、 this の扱いの酷さはバグの元であり絶対に絶対に絶対に許さないからな」などと連想しないの？
BraveブラウザはYouTubeの広告も非表示にする、らしい。らしいと書いたのは私のGoogleアカウントはYouTube Premiumに加入しているため、確認できなかったからだ。広告の非表示は確認できた。
2 AdGuard Safari拡張機能
いつの間にか、というかiOS 15からMobile Safariもプラグインに対応してAdGuardが使えるようになっていた。これも広告の非表示は確認できた。YouTubeは未確認。
私は世の中の主流の考えとどうにもズレているので、こんなもの、もう常識なのかもしれない。しかし私は知らなかったので記事にした。さよなら「経営科学出版」と「ダイレクト出版」。くたばれ。
