アカデミアの人間が2人いて典拠なしの発言ばかりだ: The BIG ISSUE Japan 420号
特集 戦争を克服する――ゲスト編集長 池内了
為政者たちがコロナ禍を戦争に譬え、相変わらず軍事力増強に走っています。あたかも、ファントム戦闘機が目に見えないウイルスをやっつけられるかのように。
そんなこと、誰も言っていないのでは?いくらトランプがサイコパスでも、「ファントム戦闘機が目に見えないウイルスをやっつけられる」とは言っていない。あなたの妄想の世界にしか存在しない「為政者」を担ぎ出すのは止めていただきたい。
コロナウイルスは人類にさまざまな警告を発しています。資本主義がもたらす矛盾、飽くなき自然の開発、学術芸術への公的予算の貧困などなど。
AIやロボット兵器や電磁波攻撃など、戦争を凄惨なものにする技術は果てしなく拡大しています。(略)
また資本主義嫌いが出てきたか。矛盾であっても資本主義というか市場経済が数億人単位で人々を貧困から脱出させたという事実には目をつむるのはどういう見落としでしょうか?あなたの目についたゴミはそんなに大きいのか?
AI?なんのことを言ってるのか。AIとは特定の学問分野を指す用語であって、それが「戦争を凄惨なものにする技術」?さっぱりわかりません。もしかして、あなたが技術音痴だから適当な妄想を書いているだけですか?
対談は、池内了(総合研究大学院大学名誉教授、名古屋大学名誉教授)と藤原辰史(京都大学人文科学研究所准教授)という、アカデミアの世界からやってきた、学識豊かなお二人。この面子なら、Yahoo!ニュースやYouTubeのコメント欄のような「キチガイ王者決定戦」にはならないだろうと安心します。
さて、お二人の発言を見ていきましょう。いちいち発言を手打ちするのが面倒なので誌面をスキャンします;
空中で非常に強い電磁波を発生させると、強い電流が誘導されてIC回路が潰れてしまいます
本当?「電磁波攻撃を受けた」との発言は、大抵が統合失調症患者の妄想なので、にわかに信じられないのですが。
防衛白書にはそんなこと、書かれていませんが?GPSなど計測機器が正しい値を取得できなくなる、といった意味のことが書かれています。それに「潰れる」とはどういう意味か?学者なら用語は正しく使いましょう。
「電磁ノイズが入ると半導体の電流に影響が出て、その予期しない電流の影響で最悪の場合、半導体が壊れることがある」と言いたいの?
だったらなんとかフィルタとか、色々と対策もありますけど。というか今どきの基盤ってそのような対策をしているものが当たり前なのでは?
そのようなフィルタだの、対策品も通用しない何か「電磁波兵器」というものが存在して、それは基盤にアルミホイルを巻いたぐらいじゃどうにもならんと?
それは技術の問題ではなくて設計の問題でしょう。
なぜ福島第二原子力発電所で事故が起きたのか?
崖の上に非常用電源を作らなかったからだよ!
設計の問題だろ。そんなもの、いくらでも対策できる。
富士通(だか運用を任されているFソフトの関連会社だか)がやらかしたせいで、東京証券取引所のトレードシステムが落ちて、ホットスタンバイしていたバックアップ用のサーバに切り替わらなかったって?
ホットスタンバイすべきは、バブルの頃まで、取引所で「手話」でトレードしていたオッサン達だったのでは?
建物のスプリンクラーが動かずに火事を止められなかった場合は?
そのために、消防署に消防員が「ホットスタンバイ」してるんでしょ?
何か一箇所が駄目になると、全てがだめになると思うなよ。対策はいくらでもある。
平凡な地球人は知らないのですか?サーバ用のコンピューター。
あれ、電源は2つ付いていて、どちらかが故障してもすぐにもう一方に切り替わるんだよ。しかも起動しながら電源部分だけを交換できるよう、ご丁寧に引き出すための取っ手まで付いている。
記憶装置だって「ホットスワップ」できるようになっている。データ保存はRAIDといって、複数の記憶装置に細切れに入れることで、どれか1つが故障しても、データ自体は失わずに回復できるようになっている。
スーパーマーケットのPOSレジに、大きなバッテリーが付いているの、見たことありませんか?あれ、停電になってもしばらく使えるようになってるんです。POSレジをノートPCだとか、iPadにすればバッテリーも内蔵しているので、もっと小さくなる。
それら、非常用に用意されている仕組みが全て動かなくなる時だって、理屈の上ではあるだろう。しかし、起きる確率の低い出来事を過剰に騒ぎ立てるのは理性的な態度ではない。
現代のテロリストは原子炉乗っ取りより、原子炉の電源や非常用ディーゼル発電機を狙った電磁波攻撃を仕掛けてくるでしょう。
どうやって?電磁波攻撃?電源の周りをアルミホイルで囲っておいたら大丈夫なんじゃないんですか?違うのですか?
もしそんな「電磁波攻撃」が可能だとしたら、何を、どれに対して、どうすれば可能なのか、具体的に教えてほしいものです。その具体例がなければ何の意味もない、これは単なる妄想であるということと、もう一つ、さらに迷惑なのが;
「むやみに脅威を語ることが危機を作り出す」ことに対してこのセンセイはとても無自覚だということです。偶発的な戦争はなぜ起きるのか?お互いが過剰に危機を煽っているからでしょう?
「むやみに脅威を語る」とは何か?ほとんど起きる確率のないものを過剰に騒ぎ立てることだ!なぜ東西冷戦が起きたのか?「アメリカはミサイル開発でソ連に遅れを取っている」と根拠のないミサイル・ギャップ論があったから、軍拡競争が起きたのでしょう?なぜ気づかない?学者センセイなのに?あなた若くはないのだから、その当時生きていましたよね?知らないとは言わせないぞ。そして歴史から何も学べない程度の脳みそだということもわかった。
藤原「第三次軍事革命を迎えても、日本のイノベーションを見ると、私達の暮らしに役立つという理由で、軍事技術にも使えるAIやロボットの開発に多額の予算が配分されていて、そのことも私達は批判していかないといけませんね。」
「第三次軍事革命」?初めて聞く単語ですが、そのようなものがあったのですか?
「日本のイノベーション」?そんな大層なもの、あったらよかったのですけどね?
「軍事技術にも使えるAIやロボット」?意味がわからん。
私の想像:
AI→経路探索プログラム、最短距離で迷路を脱出するアルゴリズム
ロボット→サーボモーターにより細かな動きが可能になる
AI(経路探索)+ロボット(サーボ)=ルンバ(ロボット掃除機)
これを軍事技術と呼ぶなら、自動車はどうなんだよ!それも禁止しろよ。
藤原 『そうなると「デュアルユース」という言葉自体も古くなって、AIの翻訳と兵器の技術は、もうほとんど「シングルユース」ですよね。科学を無制限に進化させることで現実が置いてけぼりになり、私達はいつの間にか技術に身を委ねてしまっていますよね』
そういうの「第二の文化(文系)の進歩恐怖症」って言うんじゃない?私、中卒なので知りませんが。
Google翻訳が兵器に転用?何言ってるんだ。全く意味がわからない。もしかして機械翻訳技術がコーパス+ニューラルネットから、そのニューラルネットが多階層の、つまり深層学習(ディープラーニング)と呼ばれるものになって、そこに反応したのか?技術への無知のため、発想が現実離れしており、全く無意味な飛躍だ。世界平和のためにGoogle翻訳も禁止したほうがいいですかね?なぜそうなるのかは全く理解できないけど。
「現実が置いてけぼり」?技術の進歩に置いてけぼりになっているのは、あなたのようです。もっと勉強してください。
歴史を振り返ると、機関車、新聞、自動車、ラジオ、テレビ、が登場したときも人々はそれが人間性を破壊すると否定的になっていたようですが。私が子供の頃はまだ、クラスメイトの一人ぐらいは「うちは親がテレビを見せてくれない。テレビを見るとバカになるって言われてるんだ」というご家庭に住んでいたけど、今、そんなこと言ってる家があるのか?
池内「AI兵器は開発される前に、禁止条約を作ろうという動きがすでにあり、これだけ国際世論が高まっているならと、国連でも議論が始まりました」
藤原「殺す意図さえもAIに預け、人を殺す感覚が更に失われていく戦争なんて悪夢でしかありませんからね」
あのー、私が知っているAIという言葉と、あなた達が言っているAIという言葉が、どうも違う意味なんじゃないかと思うのですが。
「AI兵器」って何ですか?「ターミネーター」みたいなものを想像しているなら、映画の見すぎでもあろうし、それが韓国と北朝鮮の軍事境界線に設置されている、動くものに対して無差別に発砲するマシンガンだったとして、そこはもともと立ち入り禁止区域だから仕方がなくないですか?
そこに「無差別」が「差別」をするようになり、例えば画像認識技術が採用され、それは深層学習という、大勢の人々が「AI」であると間違って呼称している分野の応用だったとして、それがどうした?
「殺す意図さえもAIに預け」?どういう意味?AIに?
「意図」=何かをしようと考えること。
もし彼の言うAIとやらが、コンピューターを動かすプログラムだったとして、それを書くのは人間なのだけど?プログラムは「勝手に判断」などしません。絶対にしません。コードに書かれたこと以外は絶対にしません。
できないんです。「例外」が起きたら、エラーを吐いて実行を中断するだけです。
判断なんてしません。その判断も、すべて人間がコードとして予め書かれたものです。
そんなことを考えるのは、コードを1行も書いたことのないやつだ。
それで話が戻るけど「殺す意図さえもAIに預け」って、どういう意味ですか?名門大学のセンセイ?
藤原「今の科学では、ゲノム編集の作物が体に悪いかどうかは証明されていませんが(略)」
え?センセイそれ、どこ情報?「京都大学准教授」のセンセイが、典拠もなしにそんな事は発言なさらないですよね?私が読んだ本からとりあえず抜粋しておきますね:
そして安全性については、何百もの研究、主要な保健・科学機関のすべて、100人以上のノーベル賞受賞者が保証してきた(それも当然のことで、そもそも遺伝子的に改良の手が加えられていない作物など存在しないのだから*28)
原注 第7章(28) Alfenov, Altman, & 108 other Nobel Laureates 2016; Brand 2009; Redelet 2015; Ridley 2010, pp. 170–73; J. Achenbach, “107 Nobel Laureates Sign Letter Blasting Greenpeace Over GMOs,” Washington Post, June 30, 2016; W. Waletan, “Unhealthy Fixation,” Slate, July 15, 2015.21世紀の啓蒙(上)第7章 /スティーブン・ピンカー著
藤原「すでに今、世界の市場規模が数百兆円とも言われるフードテック産業がすごいことになっています。牛から取り出した細胞を培養し、3Dプリンターでリアルに再現した ”培養肉”というものがあって(略)」
待て待て待て!「培養肉を3Dプリンターで作る」?何言ってるんだ?センセイ、3Dプリンターって何をするものか、知らないでしょ?SF映画に出てくる、「好きな食べ物を語りかけると空中の分子から食料を合成する機械」じゃないんですよ?プラスチックのブロックを彫刻しているだけですよ?おわかり?食べ物とは何の関係もないんですよ?
ナショナル・ジオグラフィックの記事。どこにも3Dプリンターで作るなんて書かれていない。大腸菌の培養のように、寒天のような培地で作るとある。
アカデミアの世界の2人による対談、すごいな。私は中卒なので全く内容が理解できなかった。みなさんは大学のセンセイの言うことを信用していただきますようお願いします。
「戦争を克服する」という重大なテーマの特集の最後が、「街が芸術でいっぱいになれば平和になる」だって。アホか。この、まるで1960年代にアメリカのヒッピーが、兵士に花を贈れば戦争がなくなると考えた「フラワーパワー」のアイディアから一歩も出ていない発言を、この2021年に読まされると頭痛がする。これが戦後、昭和天皇の戦争責任も禄に追求しなかった日本の左派の情けないところだ。
「戦争は違法」なんだよ。市井の人間が復讐の連鎖に嵌まらないために、警察と裁判所と刑務所があるんだろ?国家間の摩擦だって、ハーグに国際司法裁判所があるだろ、ニューヨークに国連があるだろ。
昔の人間は「戦争は、殺人は、良いこと」だと思っていた。現代から見ればキチガイだ。民族だか、宗教だか、国家だかの、糞の役にも立たない、単なる妄想である「栄光」だとか、「名誉」のためなら人殺しも正当化されると考えていた。マジでキチガイだ。あっちへ行け。
栄光や名誉は、実態のない、ただの妄想だ。「国難」と言っても、国が苦しむわけではない。それは比喩的表現であり、苦しむのはいつも人間だ。
糞みたいな妄想でしかない民族だとか宗教だとか国家の、妄想でしかない栄光やら名誉のために、リアルに生きる人間がなぜ苦しまなければならないのか?夢見てるんじゃねえ、現実を見ろ、というわけだ。
左派の夢が「フラワーパワー」なら、右派の夢が栄光や名誉といった、リアルではない妄想だ。糞の役にも立たないと書いたが、原始時代には、この「俺をなめたらただではおかんぞ」という脅しは自分を守るのに役立った。しかし人間が石斧ではなく核ミサイルまで持っている現代に、そのような原始時代の脅しをしてもらっては困るのだ。
「証拠を見せろ」になれば、妄想は負け、リアルが勝つ。「国難」になったら、国土が血を流すのか?血を流すのはいつだって人間だ。「血の涙を流すマリア像」のようなオカルト話をしてるんじゃねえ。証拠ベースで話をしろよ。「それが苦しむことがあるのか?」が基準になるだろう。
「戦争を克服する」のは、理性であり知識であり証拠ベースで話すことだろう。フラワーパワーではない。
浜矩子の新ストリート・エコノミクス
中央銀行デジタル通貨の世界に大突入?!
「中央銀行が発行している紙幣も、暗号通貨も同じ不換紙幣」と最初にいっておきながら、紙でないと困る場合があるよと。
え?問題はそこじゃないでしょう?じゃあ、暗号通貨の物理コインなり紙幣なりを作ればよいのでは?
夏目漱石と内田百閒の話はどうでもいい。
停電が起きたらどうなるのか?送電システムは分散化しているし、皆さんのスマホは蓄電池で動作しているし、大丈夫なんじゃないですか?ビットコインをはじめとする暗号通貨が、あれほど「中央集権型ではない」と言っているのに、この人、理解していないな。暗号通貨は、どこかのデータセンターに親玉のサーバがあって、そこのマスタデータを皆が参照しているわけではない。皆のウォレットに、皆が使ったレシートが記録されているので、誰かのウォレットが紛失しても、別のだれかがあなたの分のレシートのリストも持っているから問題ないのでは?私の理解、間違ってますか?そのレシートのリストとは、もう少し具体的に言うと、データ構造の基本中の基本、たぶん情報系の大学で1年生が実装することになる「リンクリスト」であり、ノードは前のノードと次のノードへのポインタを持っている。そのポインタとは今日の数学やらコンピューターでは解くのが難しい、例えば大きな数の素数などが書かれており、複製できない。
送電システムも、インターネットも、暗号通貨も中央集権型ではなく、一部が落ちてもシステムとして生き続けるように冗長化されており、起きる可能性の低いことを騒ぎ立てるのは、理性的な態度ではない。
問題はそこじゃない。最初に答えを書いているのに、なぜその話を広げないのか?「中央銀行が発行している紙幣も、暗号通貨も同じ不換紙幣」であり、「中央銀行の地下に眠る金塊への引き換え券」ではない。つまり同じだってことだ。何かを担保にしていないとなると、あとは信用だけであり、よく言われるのが「国の通貨は政府が保証している」だが、通貨がハイパーインフレしたジンバブエ・ドルだって、ジンバブエ政府がその価値を保証してた。つまり「国がその価値を保証しているから」は、価値を保証する理由にはならない。
「この100ドル札に100ドルの価値があると他の人も認めているから」が、不換紙幣の価値の源泉ではないのか?自分だけが信じているからといって、他の人が価値を信じなければ、その100ドル札はただの紙切れであり、それで買い物はできない。
もし、多くの人が「暗号通貨には価値がある」と認めさえすれば、それは政府が発行している不換紙幣とどこが異なるというのか?
私は今の所、暗号通貨に価値は無いと感じている。これだけ騒いで、有効な応用案が「送金するとき手数料が安くて済むかもしれない」だけだからだ。それをやろうとしたFacebookも、クレジット会社や各国政府から嫌われて、責任者が退社するそうな。あれだけ金やら頭脳やらのリソースがあるFacebook(最近名前が変わったそうだが、メタバースって「セカンドライフ」と何が違うんですか?)ですら有効な応用ができないのが、皆さん他になにか良いアイディアをお持ちなんですかね?数年前に盛んに応用例が議論されたとき、結局どれもこれも「商店街のクーポン券のような独自通過を発行してローカルな経済圏を作る」であり、その商店街でしか使えない通貨で給料貰ったって私は全然うれしくないんですけど?「ローカルな経済圏を作る」に関して言えば、以前、同コラム内で浜矩子が盛んに勧めていた気がしますけど?それの何が良いのか全くわからないし、そのローカル経済圏を作るための技術基盤になりそうな暗号通貨をこき下ろして、この人は一体何を言いたいのか?
ほら、「大学院教授」という肩書の人だって、暗号通貨の技術的な基盤だとか、そういうものに関しては本人の技術音痴のために全く的はずれな事を言うだけだ。この間、「暗号通貨に投資している」というYouTuberが暗号通貨のことを「スマホゲーム内で使えるガチャのようなもの」と言っていたが、ぜんぜん違う。違うが、その誤解だろうと何だろうと「暗号通貨には価値がある」と多くの人が感じてしまえば、もうそれは不換紙幣だ。
困るのは、市井の人間だろうが、大学教授だろうが、中央銀行のお偉いさんだろうが、どちらにせよ技術音痴な人間が、誤解に基づいてある技術を持ち上げたり、こき下ろしたりしていることだ。
私ですか?暗号通貨だの何だの言っている人は全員インセインだと思います。そう言ってたんだよ、あの半分キチガイのリーナス・トーバルズが。あの人は半分キチガイだが、技術音痴ではない。