あたりまえではない働き方:ビッグイシュー日本版391号
“あたりまえ”になる、働き方
コロナ禍によって在宅ワークが増え、働き方を考え直し、変える機会がやってきた。これまでは「9時に出社、週5日のフルタイム勤務+残業」があたりまえの働き方だったけれど、じつはコロナ以前から、さまざまな働き方に挑戦している企業がある。 たとえば、30年前の創業時よりワークシェアリングを導入、スタッフ全員時給制、自由出勤制を取り入れてきた「株式会社エス・アイ」。起業を目指す若い人のために「週休4日制の正社員制」を採用している「株式会社ナレッジソサエティ」。“世界中の人を魅了する会社を創ること”を目指し、上司と部下の垣根がないフラットな組織として、社員が自由に時短勤務やテレワークを行う「株式会社アトラエ」。 メンバーが気持ちいい働き方を模索し、時間や場所、休暇を会社の存続や成長につなげている3つの企業を取材した。それが“あたりまえ”になる時がやってきている。
こんな記事を書いている人たちは「あたりまえ」の環境で働いているのか?まずレストランや小売店の従業員は、このような働き方は出来ない。電気水道のインフラ周りの労働者は24時間体制で監視しなければならないし、医者だって「自由出勤」では患者が死ぬ。都合の良い働き方を模索するのは結構だけれど、それができる職種は、言わせてもらえば「地に足のついていない、何をしているのかもよく分からない業種」だけだ。
こんなよくわからない「虚業」で飯を食っている奴らがいる、という記事の載った雑誌を、ホームレス状態にあるビッグイシュー販売員はどのような気持ちで販売しているのだろうか?「弊社は黒字を出している限り、ホームレス状態にある人を毎年雇用します」とかいう会社があれば、上にある「こんなイケてる会社で働く俺たちってかっこいい」と思い込んでいる奴らより2兆倍マシだ。
「第3次コロナ緊急3ヵ月通信販売」に参加しようかどうしようか。なんていうか、つまらん雑誌とか要らないからお金がすべて生活困窮者の手に渡れば良いのにと思う。