「いたずら」は「戦争」か?;ティーン達による「人が死なない戦争ごっこ」なら勝手にやってくれと思うが技術音痴共が「サイバー戦争」などと持ち上げているので解説する
全く見当違いの技術系「飛ばし記事」でおなじみの日経新聞より。「攻撃」って何?
ひとこと解説ロシアの「プラウダ」も2月26日にこう報じています。「クレムリンやロシア政府機関のウエブサイトがダウン。ロシアTVがウクライナの音楽を流している」。ハッカー集団アノニマスの攻撃とされます。
同ページより。新聞社の編集委員って技術に詳しかったのですか?「ウエブサイトがダウン」なるほど。「日経新聞はWebのカタカナ表記として<ウェブ>ではなく<ウエブ>と書く」しか分からなかった。
「それがどうした」としか、私は思わないのですが、皆さんどうなのですか?編集委員!
そのアノニマスは25日に「ロシア政府に対する作戦を実施する」と宣言し、「プーチンの戦争にノーを突きつける」ことが目的としており、その意図と作戦行動は明白。ハッカー集団が参戦した情報戦の行方が注目されます。
ソースはTwitter。楽でいいですね。それで自分たちは新聞社だと言いはるならWeb上の「無断転載サイト」と同じだ。「ハッカー」ねえ…。
よくわからない。「anonymous(匿名)を名乗る、代表者も何もいない自然発生的なムーブメントに同調する人たちが、特定のウェブサイトに対してデータのrequest処理を行ったために特定のサーバに過負荷が掛かってデータのresponseを捌ききれなくなっている」ことの何が、ニュースに値する事なのか。
「ハッカー集団」?それしかできないのに?逆に言うとネット上の「サイバー戦争」なるものは、その程度のことしかできない。人が死なない戦争なら勝手にやってくれよ。これのどこが戦争だ?ただの「いたずら」だ。新聞社の編集委員のお偉い方は、わかってるの?わかってないだろ。
DDoS攻撃とは
AWSのドキュメントによると:
攻撃のタイプとは無関係に、DDoS 攻撃は根本的には可用性の問題であり、攻撃者の目的は正規のエンドユーザーに対してリソースを使用できない状態にすることです。
https://media.amazonwebservices.com/jp/DDoS%20White%20Paper_Revised.pdf
DDoS攻撃とは「ウェブサイトの内容が見られなくなること」だ。これのどこが「戦争」だ?大げさすぎないか。
対処
まずロシアの政府系サイトは、国外のIPアドレスからくるrequestをすべて拒否すればよい。はい終わり。これが一番簡単な、その昔「F5攻撃」と呼ばれていた単純な大量リクエストへの対処だ。
あとはCDNによる処理の負荷分散や、個別の攻撃方法への対処を粛々と行うだけでいいのでは。これのどこが戦争だ。
インターネットは中央がないので壊せません
こんなの、常識かと思っていたけど知らない人がいるのでもう一度。英語でinter~といえば日本語では「*と*の間の」と訳します。inter-nationalなら「国と国の間の」であり、inter-personalなら「人と人の間の」。inter-netは「ネットワークとネットワークの間の」となり、個別に存在していた複数のネットワークを共通プロトコル(TCP/IP)で接続したものがインターネットであり、どこかのデータセンターを指す名前ではありません。
仮にデータをA-B-C-Dのサーバの順で送信するとして、その経由サーバのひとつであるCが壊れていたとします。その時は別のサーバEを使えれば、BからE、EからDへの接続でデータの送信が可能です。
「テレビ塔を壊せばOK」の時代ではありません。
その頃、日本のティーンエイジャーは
私、在宅勤務が続いているので昼休みには健康のために外を散歩しています。そこで近所の高校生たちとすれ違ったのですけど、すれ違いざまに聞こえてきた言葉は「コメント欄に書いてあったんだけど、ウクライナ対ロシア対プーチンの(三つ巴で)戦えって」だった。
コメント欄?YouTubeか何かを見ているのだろうか。いまの日本の高校生はYouTubeでどのようなチャンネルを見ているのだろうか?BBCとか?私は生まれてこの方日本に住んでいるため、もう、日本人の動画にぜんぜん興味がない。見たとしても日本在住外国人による、外国人目線での日本の紹介動画くらいだ。日本人YouTuberって、アレでしょ?「つまらないお笑い芸人くらいは面白い」やつらが、くだらないテレビ番組の劣化コピーをやってるんでしょ?という偏見がある。
ためしにGoogleで「anonymous hacker」を検索すると、動画の検索結果に「中田敦彦のYouTube大学 」というのが出てきて、まるで予備校講師のようにテンション高めの鬱陶しい喋り口調で何やら話をしていた。「大学」と自称したいのなら「放送大学」の講義のように格調高くできないのだろうか?
このような鬱陶しい「芸」を見なくて済むから、ブログは良いのに最近は流行らないようで残念です。