「お前だって同じことをしただろう」「そうですね。それがどうした?」
CNN LIVE UPDATESは非同期でニュース記事が更新されるSingle Page Applicationであり、ページを表示しているだけで次々と新しいニュースが「追加」される。残念ながらCNN日本語サイトにはこのような仕組みはないので、英語記事を読むしかなかった。そしてYouTubeのBBCやDWのニュースと合わせて視聴しながら、ここ数日はウクライナ情勢が気に掛かり、深夜まで眠れなくなってしまった。
CNNはトランプ憎さから「トランプ支持者の誰々というアメリカのど田舎の200人くらいしか聞いていないローカルラジオ曲の司会が新型コロナウィルスに感染した」云々といった「ざまあみろ」記事を載せてしまうのが報道の品位を貶めていると感じるが、それ以外はまあ、いいんじゃないか。
もし私の家がキエフにあり、就寝中に爆弾の爆発音で目が覚めたら恐怖でもうその日は寝られないだろうし、地下鉄の駅で寝るしかない。その時、私はどうなるのか?横になれる場所を確保できるのだろうか?トイレへ立って、戻ってきたら他の誰かに場所を取られたら?お腹が空いたらどこで食料を入手できるだろうか?長期的に見れば、仕事どころではなくなるので生活が立ち行かなくなる。病気の親は地下鉄生活に耐えられるのだろうか?どこか隣国に脱出するにしても、私は「(18 ≤ me.age() && 60 ≥ && me.age()) && me.sex() == ‘male’」であるので、現在はウクライナから脱出できないようだ。そして古びたカラシニコフ突撃銃か何かを手渡され、「あとは自分で頑張ってね。市街戦になれば、敵がいくらミサイルだの何だの最新の武器で武装していても役に立たなくなるから、粘ったら勝てるかもよ?」と言われて途方に暮れるしかない。そのような状況を想像すると、動悸がして、恐ろしくなり眠れなくなる。
YouTubeではイギリスBBCか、ドイツDWのニュースを購読している。イギリスもドイツも、「政権に文句を言う自由」があるので、ロシアのタス通信だとか、スプートニクだとか、中国の新華社通信などを見るよりはマシだと思っている。日本のニュースは大抵がアメリカかイギリスの「又聞き」記事なので、あまり読まない。
「そっちこそどうなんだ主義」
Whataboutism(janglish: howatto-abauto-izumu)、という言葉があるらしい。日本語では「お前だって論法」「そっちこそどうなんだ主義」と訳されているらしい。これは「論理学上の誤謬」であり、単なる話のすり替えにすぎない。
ピーター:ビルは税金を騙し取っている。
ビル:お前だって未払いの駐車料金が20件もあるくせに、よくもそんなことが言えたもんだ。
相手の道徳上の性格や、行動は、一般的に議論の論理性とは無関係であり、これは誤謬である[5]。
上記BBCやらDWの動画を見ていると、コメント欄がこのような「そっちこそどうなんだ主義」のようなゴミメッセージで溢れており、これで鬼の首を取ったように勝ち誇るバカはYouTubeのアカウントを停止してほしい。この作業を自動化するため、Prolog言語の「定理証明の自動化」で「議論のルール」から外れるメッセージを削除できないのだろうか?
イエスは身を起して彼らに言われた、「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BD%AA%E3%81%AE%E5%A5%B3
イエスもこのような「論理のすり替え」を行うクソの一人だ。
「相手の道徳上の性格や、行動は、一般的に議論の論理性とは無関係であり、これは誤謬である」。
「そちらの問題を解決しなければ、こちらの問題を扱えない」という主張には、何の道理もない。複数の問題は、並行して扱えば良い。
この用語はロシアによるクリミアの併合およびロシアによるウクライナへの軍事介入により再び注目を受けた[17][18]。またアゼルバイジャンに対しても使われたが、これは人権記録を批判されたことに対しアゼルバイジャン国会はアメリカの問題に関する公聴会を開くことで応じたためである[19]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Whataboutism
BBC やDWの動画のコメント欄でよく見受けられるのは「アメリカだってアフガニスタンで、イラクで(以下、国名と西暦のリストが40行くらい続くので略)。NATOもコソボを空爆したじゃないか」というものだ。
- 確かにそうだ。
- ところで、それが今回の件と何の関係があるのか?
議論にはルールが必要であり、「そっちこそどうなんだ主義」は誤謬であり、論点のすり替えであり、ルール違反だ。これを一回発するごとに、YouTubeアプリは、当事者のスマートフォンのスーパーユーザー権限を奪って sudo rm -rf /
(ファイル全消しコマンド)を実行して、バカのご自慢のスマートフォンをただの板にしてほしい。
これがSNSを使ったロシアのサイバー攻撃用アカウントだ!
なんだこれ。
「偽ニュース」は2016年のアメリカ大統領選挙において、大した影響力を持たなかったという調査結果がある。なぜならそのような捨てアカウント、Botの記事なぞ誰も読まないからだ。
ショボい活動ご苦労さん。ニートとかを雇ってコメントを書かせてるのだろうか。
戦争は違法であり、どのような理由があろうとも許されない、というので国際的に合意しているのではないのか?
しかし、国際秩序の中でなにより大きく変化したのは戦争に対する考え方、すなわち「戦争は違法である」という考え方が浸透したことである。これは今や当たり前過ぎて評価されることは殆どない。だが歴史上ほとんどの時代、戦争は違法ではなかった。「力は正義」であり、戦争とは手段を変えた政策の延長で、勝利すれば遠慮なく取り分をもらえた。
(略)
しかし多くの場合、戦争を違法化したおかげで「文明国は戦争などしない」という規範ができ、戦争は回避される傾向にある。そこには、侵略戦争を起こせば経済制裁や象徴的な罰が科されるという事情もある。こうした制裁は、各国が国際社会での評判を重視する限り効果的だ。このことはまた、なぜ国際社会を慈しみ強いものにしなければならないのか、なぜ国際社会を昨今のポピュリストたちのナショナリズムによる恫喝から守っていかなければならないのかを、思い出させてくれるものでもある。
とはいえ、規範が破られることもある。最近では2014年のロシアによるクリミア併合が記憶に新しい。こうした出来事は「世界政府ができないうちは、国際規範など破っても罰を受けずに済むわけで、そこに効力など無い」というシニカルな見解を裏付けるもののように思われる。だがそれに対して、前出のハサウェイとシャピーロはこう答える。「破られるという点では、国際法に限らず国内法も同じで、駐車違反から殺人までやはり法が破られる時は破られる。それでも何も決まりが無いよりは、たとえ不完全だろうと法が施行されている方がいい」
21世紀の啓蒙(上巻)/スティーブン・ピンカー
シリコンバレーを占領してシリコンを独占せよ!
「力は正義」であり、戦争とは手段を変えた政策の延長で、勝利すれば遠慮なく取り分をもらえた。
ところが現代ではシリコンバレーを占領しても、金鉱もなければシリコンも出てこない(正確にはケイ石/SiO2)。富の源泉はテック・ジャイアントに勤める社員の頭の中にあるし、ここ2年はその社員も在宅勤務で、シリコンバレーからサンフランシスコ、そして世界中に散らばってしまった為に「どこかを地理的に占領して富を得る」ことはもはや不可能になった。
それでも尚、領土的野心を一部の権力者が持っているのかと言えば、イデオロギーで頭が馬鹿になっているからに他ならず、プーチンの「領土的野心」というのは「昔のソ連時代もしくはロシア帝国時代の版図を取り戻す」ことだけなので、YouTubeでスウェーデン人が「次は私達だ」と戦々恐々としていたのは全く的外れだ。あの「裏通りのチンピラ」は、世界征服をしようとしているわけではない。
ちなみにプーチンを”Backstreet thug(裏通りのチンピラ)”と呼んだのはリチャード・“利己的な遺伝子”・ドーキンスだ。
ドーキンス「チャーチルはヒトラーを<最下層の浮浪者>と呼んだが、プーチンも<偶然権力を手に入れただけの裏通りのチンピラ>だ。(略)」
さすがドーキンス先生!現代のダーウィン!周囲のインテリ連中の中では一番口が汚い!イギリス人は大陸ヨーロッパ人を見下してはばからない!
「今より昔のほうが良かった」というのは人類の進歩を全く無視した愚か者の言説であり、だからこそ「ロシア帝国を取り戻す」とか「アメリカを再び偉大に」とか「日本を取り戻す」と言っている、後ろ向きのバカ共に耳を貸してはいけない理由がここにある。というか安倍よ、お前は「プーチンは天才!」と言って擁護しろよ。お前の「後ろ向きクラブ」の仲間だろ?
そこで次世代の脱炭素エネルギー・原子力発電に戻れば良い
そこでようやくドイツが折れてSwiftからロシアの銀行を追い出したようだけど、ここでまったく西側の連携が取れなかったのは、ヨーロッパ諸国はロシアの天然ガスに頼っていたからだ。しかし気候変動問題が21世紀の喫緊の問題なのに、なぜ未だに「燃やしたら二酸化炭素を排出するエネルギー」である天然ガスを使わなければならないのか?良い機会だから、もう止めようぜ。
困るのはドイツだ。ドイツの連立政権のうち、多分だけど緑の党あたりが国内の原発を全廃すると働きかけて、ついにその決定をしてしまった後だったからだ。たぶん、日本の福島第一原発事故にビビったのだろう。
こう言うと怒る人がいるだろうけど、私は日本在住者として言わせてもらえば、原発事故くらいでビビってるんじゃねえ。事故が起きたら逃げれば良い。それに比べて、地球温暖化は逃げ場などないのだけど、どちらが重大だと思っているのか?火星に住むのか?
皆さん忘れがちですが、原子力発電はカーボンフリー・エネルギーです。
日本でも原発反対とか言っている皆様におかれましては、ロシアから天然ガスを輸入するたびに「プーチンは天才!」「地球温暖化はフェイク!」とご唱和頂きますようお願い申し上げます。
暗号通貨があるのでロシアの大富豪は無傷?まさか
例えばロシアが伝統的に輸入してきた食料品などについて、仮想通貨で取り引きするのは難しいとデルストン氏は指摘する。輸出側が日々刻々と価格の変動する仮想通貨での取り引きを受け入れるとは考えにくいためだ。
1日で7%も財産が「目減り」したら、ロシアの大富豪も心臓麻痺で死ぬんじゃないの?
というか、私が無知なだけで皆さんの常識になっているのかもしれませんが、暗号通貨で何かモノなりサービスなりを購入した人を、見たことがあるのですか?少なくとも私はない。駅前のビックカメラのレジ前に並んでいて、「支払いはビットコインで」と言った人を見たことがない。
モノを買うためではないのだとしたら、じゃあコレ、何のためにあるの?価値などありはしない。「オランダのチューリップ」を買った方が、花が咲くだけまだマシだ。
しかし結局、ウクライナは「フィンランド化」して人命を守るべきだったのでは
冷戦時代といえば私の子供時代の頃だったので「フィンランド化」という言葉を聞いても子供の私は「何それ?かもめ食堂へ行って、マリメッコのお皿でトナカイの肉を食べることかな?」などと思っていたのですが、いやそれは嘘ですが、意味がわからなかった。どこか牧歌的な、白樺の森と湖とどこまでも続く青い空ばかりが思い浮かんだが、実際はそんなにのどかなものではない。冷戦当時、旧ソ連の悪口は厳しく取り締まられていたのだ。
要は、大国と国境を接する国は、大国の顔色をうかがわなければ生き残れないということだ。私は2011年にヘルシンキへ行った時、お土産に「Geishaチョコレート」を買ったのだけど、これも恐らく、当時、日本が日露戦争に勝った、ということでフィンランドが日本を応援する意味でも日本っぽい名前をつけようとお菓子メーカーで話し合いがあり、「ゲイシャ」になったのでは?と思ったが、メーカーWebサイトを見たら、戦後のお菓子だった。
相手に無限の頑張りを期待して自分は安全圏から何もしない
電車の中で、あなたの隣に座った狂った大男が武器を持っていたら、おとなしくするでしょう。それを、安全圏から「武器をとって狂った大男に立ち向かうことが英雄的行為である!それで死んだらあなたは英雄だ!」などと言えるのか?もし、そう思うなら、まずあなたが行動してみてはいかがでしょうか。今、ウクライナへ行くと無料でライフルを貰えるそうです。
死んだらそこで終わりじゃねえか。英雄もクソもない。ここ日本では、頭の弱い人たちが「戦争で死ぬとあの世の国境を通って国籍別に11次元の膜宇宙とワームホールで繋がっている靖国神社にヒトダマが移動するが、日本国パスポートを持っていないヒトダマも稀にこちらに交通整理されることがある」と、何の根拠もないオカルト話を信じている。「お前見たんか?」と大阪弁で言うべきだろう。
あの、ゼレンスキーが折れなかったために今週死ななければならなかった人たちのヒトダマは、どこに交通整理されて誘導されるの?靖国神社?キエフの聖ソフィア大聖堂?あの世で交通整理している人たちって誰?ロシア兵?何で区別してるの?パスポート?こないだポーランドで発見された、先史時代の暴力事件の被害者とおぼしき数十体の人骨の持ち主たちは、どの宗教の「あの世」へ行ったの?そういうのって宗教別に天国が分かれていて、天国の国境では宗教別の神様たちが戦争していて領土拡大とかを狙ってるの?
「何かそういう証拠でもあるんですか?」あるわけねえだろ、そんなもの。
「人間が死んでもその先がある」と信じることは現世のインセンティブを下げることに繋がり「無駄死に」「犬死に」「自爆テロ」を招く有害な妄想です。「死後の世界」的な話をする人にはもれなく「何かそういう証拠でもあるんですか?」と言うようにしましょう。
ゼレンスキーは、決して「私がNATO加盟を断念する、と言わなければあなたのお子さんは死ぬことは無かったのですがね。残念です。私の口先があなたのお子さんの生死を分けたのであり、無駄死にさせてしまいまったく申し訳ない」とは言わない。
仮にゼレンスキーがNATO加盟を断念した場合、国内の極右からは「弱腰」と言われるだろう。そのような事を言うやつは世界中にいる。なるほど、「弱腰」か。勇ましいですね!私などは弱腰も弱腰、ちょっと変な姿勢になっただけですぐにギックリ腰になりますからね。
では「強腰」のあなたが頑張ってくださいね。はい、ライフルを差し上げます。この受け取り書類にサインをした後、火器取り扱いについての国防軍によるレクチャーを受ければ、軍服とライフルを受け取れます。敵は戦車に乗っていますが、「火炎瓶」でどうにかなるでしょう。それではいってらっしゃい!お前を殺すのは「頬の赤い、赤軍の初年兵(←ロシア文学っぽい表現にしてみました)」でもあろうけど、許してやれよ。