カネがなくて悲しい?68円でこんなに美味しいチョコレートが食べられる時代が人類600万年の歴史の中でかつてあったのか?

Hiroki Kaneko
5 min readJan 21, 2020

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明治製菓とか、森永製菓とか、日本にはお菓子メーカーが多数あり、そのどれもがチョコレート菓子を販売していますが、それではどのメーカーのチョコレートが一番美味しいのか、というと、私の好みからするとイオン(トップバリュ ブランド)のブラックチョコレートです。ミルクチョコも、カカオ分70%というチョコレートもトップバリュから売られているけど、カカオの濃さと甘さの、味のバランスが良いのはこの中間のブラックチョコレート。こんなに美味しいチョコレートが、68円なんですよ。カカオが濃いのに甘い、甘いのに口の中でスッと溶けて消えてゆく後味の良さ。悲しい理由なんてもう無いじゃない。なに?金持ちはゴディバのチョコレートを食べてるって?そんな金持ちに目隠しして、トップバリュとゴディバを食べ比べさせたらトップバリュの方が美味しいって言うよ。というかヨーロッパじゃゴディバなんてそれほど有名でもないのに、なんで日本人はあんなに有難がってるの?ゴディバが無くても、日本にはイオンがある。10年ちょっと前の話になるけど、中国に出張で行った人から、中国のお菓子メーカーが作ったチョコレートを貰って食べたけど、まずかった。今はどうなんでしょうね?中国でもお金持ちは美味しいチョコレートを食べているのかもしれないけど、地元スーパーで4元(68円)で売られているチョコレートは、こんなに美味しくはないと予想する。高くて美味しいものなんかに驚かない。それは当たり前だからだ。トップバリュのチョコレートは、安くて美味しいから驚いているんだ。この事を中国人観光客に伝えたら、たぶん彼らはトップバリュのチョコレートを箱で買ってお土産にすると思う。

惜しむらくは、私の家の半径6km圏内にイオンが無いので、入手するのに少し手間がかかる事だ。イオングループのコンビニであるミニストップでも売っていない。まいばすけっとは都市部にしか無い。イオンは郊外にしかない。中途半端な地域に住む私にとって、イオンはちょっと馴染みのないブランドだ。

1つはグローバル化だ,グローバル化によって所得面では勝者と敗者が生まれるのかも知れない.しかし消費においては皆勝者になる.アジアの工場,コンテナ船,効率的な小売業はかつて富裕層向けでしかなかった商品を大衆が消費可能にしている.
(中略)
富裕層の改善度はそれに比べると大したことはない.確かにウォーレン・バフェットはより多くのエアコンを持っているかもしれない.しかし歴史的に見て貧困層のマジョリティがエアコンを持っているというのは驚くべき状況なのだ.

Enlightenment Now その22
https://shorebird.hatenablog.com/entry/20180528/1527504756

68円の大勝利。こんなに美味しいチョコレートが食べられるのだから、もう「金持ちはゴディバのチョコレートを食べている」とうらやましがる必要はない。あのね、チョコレートは古代マヤ文明では“ショコラトル”と呼ばれて、王侯貴族しか食べられなかったんだよ。

ちなみにアイスクリームで一番安くて美味しいのは、森永MOWバニラです。コンビニで130円くらい、ディスカウントストアで82円くらい。これがあるならもうハーゲンダッツなんか要らないでしょう。

実際に現在では先進国のマジョリティの人が「エアコンの効いた部屋でネットにつながりながら大型カラー画面で映画を鑑賞する」ことができるが,これは20世紀中葉までならどんな大金持ちでも事実上不可能だった贅沢だ.明らかに貧者にとって世界は良くなっているのだ.

Enlightenment Now その22
https://shorebird.hatenablog.com/entry/20180528/1527504756

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Hiroki Kaneko
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Written by Hiroki Kaneko

自営業のソフトウェア技術者。Airbnb TOP5%ホスト。サイクリングと旅行が趣味。

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