ブロンプトンにキックスタンド?あった方が良いに決まってるじゃないか!
メーカーのWebサイトやAmazonには載っていないが、ブロンプトン専用を謳う ミノウラ SLMV-2 キックスタンド が全国のブロンプトンを扱う自転車屋さんか通販なら楽天で発売中であり、2,500円(税別)という手頃な値段でキックスタンドを買えるチャンスがようやく到来した。今までは、リーズアンドミューラー バーディー(旧名BD-1)用キックスタンドであるSLMV-1を改造してブロンプトンに装着していたらしいのだから、改造の手間が無いSLMV-2が発売されたのは全ブロンプトンユーザーにとっての僥倖であり、今までAmazonなどで買える「ブロンプトン用」を謳うそれは、チタン製で9,000円もしたからだ。
ブロンプトンを直立させるには、今までは後輪をトップチューブの下に折りたたむ状態(通称「おすわり」)にしなければならなかったのは、これはいくらレバー1つで出来るとはいえ、面倒だった。
私が住んでいる市では、海岸通りを2台のブロンプトンに乗ったカップルが仲良くサイクリングしていたり、コーヒー屋に寄れば子連れは自動車、しかもミニ(クロスオーバー)、一人ならブロンプトンで来る率が高いといういけ好かないオシャレ気取りが沢山住んでおり、そのような奴らがブロンプトンの写真をインスタにアップロードしたくても、キックスタンドがあれば直立すらできないのだから、これは買うしかない。
某氏の言うように、ブロンプトンが「究極の実用車」なのかどうかは分からない。内装三段変速なんて、ママチャリと同じだからだ。しかし実用車なら、キックスタンドくらい付いていて当然だし、無ければ困る。
私はむしろ、ブロンプトンは気持ちの悪い自転車オタクの自転車愛玩趣味の終着駅であると思っている。これはデザインすべてに意味がある工芸品である!というのが私の感想だ(見ての通りスピードは出ないし三段変速だしで、これを輪行以外の自転車旅行にはとても使えないと思った)。
だとすればキックスタンドが付いておらず、「おすわり」でやせ我慢するのも良いかもしれないが、私は御免だ。
ミノウラはバイクスタンドやキャリアで有名なメーカーらしく、しっかりした作りを手頃な価格で購入できるのが嬉しい。キックしたとき、足に少し重さがありつつたたまれる感触に安心を感じる。折り畳み自転車用アイテムとして考慮しなければならない、折りたたみ時の出っ張りも無くて、これなら輪行袋にも入るのでは?(試してません)。
そんなミノウラから、ブロンプトンを畳んだまま吊るせる「バイクピットタワー」が発売されるらしい。これなどは自宅でブロンプトンの機能美を鑑賞するのにぴったりの、愛玩趣味者向けアイテムではないのか!?