ブロンプトンの廉価版が出た。そして折からのポンド安。
以前、こんな記事を書いた。Googleで「ブロンプトン」と検索すると上位に来るためか、アクセス数の多い記事だ。ブログで小銭を稼ぎたい奴が製品レビューばかりしている理由を理解できた。
私のような貧乏人には、単なる折りたたみ自転車に20万円以上など払えないと思っていたら、Brompton B75という廉価版が出ていた。そのお値段、745ポンド。£1=¥128だとして約9.6万円。あれ?安くないか?いや、でも、10万円、$1,000紙幣といえば、昔アメリカでは「グランドピアノ」と呼ばれていたほどであり、これを安いと言えるほど私は金持ちではない。折りたたみではない自転車だって去年買った(そして700x38cセミブロックタイヤは舗装道路では遅いだけだな、と後悔した)。
イギリスでは現在、ブロンプトンB75購入で金利0%キャンペーンを実施中であり、分割払い月35ポンドというのはフィットネスクラブやバスの定期券よりも安い。自転車通勤で健康になりませんか?と宣伝している。
果たしてこれを日本の販売代理店であるミズタニ自転車が扱うのか?だとしたら値段は?時期は?というのがもっぱらの関心事ではあるけど、おりからのポンド安、これは恐らく一時的なものであり、ブレグジットに関するイギリスの政治状況によっては向こう2ヶ月のうちに極度に変動する可能性がある。輸入業者は為替レートに戦々恐々としているところだろうと思う。もしくはこの為替レートが落ち着いてから販売を正式発表するのだろうか。
買うなら今しかない
ブロンプトンはメーカーの意向により通販はできない。日本のサイクリストが利用しているイギリスの自転車通販サイト・Wiggleにも載っていないし、同地の自転車店、Evans CyclesのWebサイトでも、CountryをJapanにすると、ブロンプトンは消えてしまう。折りたたみなんだから段ボールに入れて送ってくれよ、とは思う。
イギリス在住の日本人が直接店舗からピックアップして送ってくれるというサービスもあるようだ。しかしこれだと20%ちかいイギリスの物品税を払ってから輸送費と関税?を払わなければならない。これは非常に悩ましいところだ(少し調べた限りでは、自転車本体に関税は掛からない)。
追記:物品税は必要ない。自転車本体は無関税。送料と、到着時に配達員に日本の消費税を払う必要あり。
しかも個人輸入品なので、故障した時に地元の自転車店で保証も受けられない。メンテナンスは自分で出来る上級者向けのお買い得な買い方だ。
商品買付から発送までしてくれる業者もいるようだ。ポンドの為替変動リスク、そして日本の消費税増…。買うなら今しかないのか?
上記サイトには見積もりをお願いした。通販できない製品は発送できない、と言われたらそれまでだ。ミズタニ自転車のボッタクリ価格、じゃなかった為替変動リスクを考慮した値段に従うしか無い。
その他コピー品のニューカマー
Amazonに中国製ブロンプトン・コピーのニューカマーが現れた。約8万円。B75の税抜き価格と同じじゃないか。この値段では買わない。それにしても何だこの強気の値段は?
これはタイの自転車フェアでの話らしいので、実際に乗った感想ではない。しかし高品質ではなさそうだ。15,000THB=52,000JPY
結論
Brompton B75はブロンプトンの民主化だ!民主ブロンプトン万歳!