ヨークシャーティーはコーヒーの代わりになる味の濃い紅茶だ

Hiroki Kaneko
3 min readNov 15, 2019

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以前、うちに泊まりに来たイギリス人カップルが手土産にヨークシャーティーをプレゼントしてくれた。今まで何十年もコーヒー党だった私がはじめて美味しいと思った紅茶がヨークシャーティーだった。何せ、濃く抽出できるのでミルクティーに非常によく合う。ミルクを入れてもその風味がちゃんと残ることを思えば、日本メーカーの紅茶などは単なる牛乳割りの薄いお湯にしか感じられない。というかなぜ日本メーカーの紅茶はあんなに不味いんだ。日東紅茶とか。おかげで生まれてこの方紅茶を美味しいと思ったことはなかった。紅茶業界で有名な人物が経営する喫茶店へ行って、高い紅茶葉を買ったこともあったが、やはり満足のいく味にはならなかった。なぜなんだ。そしてヨークシャーティーはイギリスを代表する高級紅茶などではなく、スーパーで3£程度で売られている、「イギリス人が毎日水代わりに飲む」安い紅茶であるという。それでこんなに美味しいのか。なぜだ。紅茶文化の歴史の違いか。日本メーカーの車のシートは長時間座っていると腰が痛くなるが、ヨーロッパ車のそれは痛くならないとか、そういうやつか。

そういう次第で、Amazonからヨークシャーティーを買った。たぶんイギリスで買うよりも何倍も高いだろうし、インドやケニアで取れた紅茶葉が一旦イギリスへ行き、そこからまた空路で日本まで届く通販は、フードマイレージを削減しようと言われている昨今、あまりやりたくはないのだけど仕方がない。それにしてもAmazonで1クリック、何日か後にはイギリスから品物が届く今日の世界に驚く。
ヨークシャーティーにはゴールドラベルがあるが、私の好みから言えば少し味が薄いので、やはり赤ラベルが好きだと感じた。

日本には販売代理店があるらしいが、送料が高すぎる。本州四国は700円程度、九州北海道は1400円だそうだ。Amazonから買って、ロンドンから空輸で来るのが送料無料なのに、この送料はちょっと…。

250gあれば毎日飲んでも一冬越せるかな。コーヒー豆を買う頻度も減るので、結果として安く付くと思う。とにかく「コーヒーの代わりになる紅茶」というのが自分にとっては衝撃だった。

最後に一言

ティーバッグをティーポットに一晩入れ続けて、翌朝飲んでも渋くないんですけど、だったら渋くてたまらん日本の紅茶は、ありゃ何だ!?

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Hiroki Kaneko
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Written by Hiroki Kaneko

自営業のソフトウェア技術者。Airbnb TOP5%ホスト。サイクリングと旅行が趣味。

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