不登校者のための人生サバイバル・キット(教養編 3時間目 物理・数学・生物)
私がまだ小学生だった頃、NHK Eテレ(当時は教育テレビと呼ばれていた)の番組を見るだけの授業の時は、なんだか得したな、と思ったものだった。そういった次第で、3時間目、物理・数学の時間はビデオを見るだけです。よかったね。
物理
超弦理論
言っておくが私は物理については何も知らない。超ひも理論なのか超弦理論なのか正式な呼称もよく知らない。知らないが、このビデオは何の知識もなく理解することが出来る。難しい数式は一切出てこない。
なんだかNewtonの画像が取れてしまっているが、上記ビデオの元ネタはこちら。ビデオの司会も、著者のブライアン・グリーンその人。ただしなんの前知識もないまま本書を読もうとするとさっぱり理解できず、本をそっと閉じて棚に戻すと思う。私はそうした。なので、まずはビデオを見よう。そして興味を持ったら、図書館で本を借りてみてもいいかもしれない。
ニュートンからアインシュタイン、現代まで
これも司会はブライアン・グリーン。全4回で、この300年間の間に人類の宇宙観がどのように変わっていったかを知ることが出来る。ちなみにYouTubeで「膜宇宙」と検索すると、「膜宇宙療法 宇宙意志のどうたらこうたら」とかいうオカルトも同じようにヒットしてしまう。クソとミソが混ぜ合わされたこの地獄のインターネットで、何が真実で、何がオカルトなのかを判別するには、自身の知識しかない。勉強しよう。そうしなければ、オカルト野郎に騙される。
数学
NHK制作。全4回。こちらは「数式」も出てくるけど、分かりやすく説明するところはさすがNHKといったところか。YouTubeのようなオカルト、疑似科学、陰謀論といった愚か者を排除できる、というだけでも受信料を払う意味はあるんじゃないか?YouTubeの親会社・Googleは世界中から優秀な人材を集めてきているが、オカルト、疑似科学、陰謀論を広めることに一役買っているのだから、「優秀な人材」とやらに大した意味はないと思う(これから対策されるといいけど)。
生物
生命の誕生って訳わかんなくないですか?あまりにも理解できないために古代人は「神が作った」などといって納得し、現代でも多くの人がこの古代人の素朴な「原因→結果」の思考を採用しているようですが、もうちょっと科学的な説明では「条件が揃えば生命は勝手に生まれる」という説、になっている気がする。それにしてもビデオの中で原子生命が「自己複製を始めた」とサラっと流していますが、それがなぜ自己複製できるのかについての詳しい説明がなく、たぶん詳しい説明をされても理解できないと思います。