働いたこともないやつが労働者の味方ヅラするなorデータベースマネジメントシステムの設計から理解する日本赤軍(の思考的設計ミス)

Hiroki Kaneko
May 28, 2022

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Wikipedia日本語版には、どういうわけか、誰が書いたか日本の新左翼についての記事が異常に充実していて、暇つぶしに、日本赤軍の各メンバーの記事などをつい読んでしまうと「あ、そろそろ重信房子が出所するな…これで報道機関がどのようなニュースを作るのか」などと思っていたところだった。

戦後日本の新左翼について、私の感想というのはこんなところだ;昔の人間は頭が悪いので、いえ、今でも頭の悪い人間は腐るほどいるが、昔はその割合が高かったので、ある優れた「政治思想」が人間をより幸せにもすれば不幸にもすると考えられていたのだ。そして「人間をより幸せにする政治思想」の実現のためなら、少々の犠牲も大義名分の前には小さな犠牲だと思っている。その考えがまず間違いだというのに。その証拠に、今も「ソ連時代の版図を取り戻すことが私に課せられた歴史的使命だ」と勘違いしたオッサンが、周辺国の人間と文化を皆殺しにしようとしている。
あと付け加えるなら、戦後日本の新左翼は、昭和天皇の戦争責任すら追求しなかった腰抜け共なので、この2022年の今になっては特に気にする必要のないニュースというところだ。

21世紀になってからというもの、政治思想だの何だのと叫んでも「そんなバカの文系みたいなこと言いませんよ」という一言で片付けられてしまうのが落ちだ。結局の所、何が人間を幸福にしたのか?科学技術の発展でしかなかった。人類を救いたいなら、科学者になれ、ということだ。ワクチンを開発して病気を克服しろよ、作物を品種改良して飢えを撲滅しろよ。
そこには宗教信者(資本論とかいう聖典を信奉する連中も含む)が史上行ってきた全ての「良い行い」以上の成果を出しているのではないか。

いや、ピースサインとかってもう古いから

2001年に重信が大阪で逮捕され、新幹線に乗せられる姿がテレビなどで報道された時、彼女はプレスのカメラに向かってピースサインをしていたが、「21世紀に、自分が逮捕されて連行されている途中に余裕を見せるためのピースサイン」など、時代錯誤すぎて見ているこっちが赤面しそうだった。
21世紀を生きる人間にとっては「ああ、時代遅れの中年が、時代が変わったことも認識できないで生きているのだな」と思わせるだけだった。
あれから20年ほどブチ込まれ、本人が時代の変遷をどれだけ認識しているのか知らないが、それは単なる「タイムマシンで未来につれてこられた1960年代の革命戦士」であり、時代について行けない哀れな人間でしかない。

「お前だって論法」を使う愚か者のスマホよ爆発しろ

今春、一部支援者に届いた手紙には、小さな縦書きの文字でこう記されていた。「出所後は謝罪と感謝とリハビリと斗病(闘病)で一杯のようです」「過ちもありながら思い通りに生き斗い(闘い)得たこと、幸せな生き方だったと思っています」

禄に働かずに「支援者」から金をもらって生活できてるんだから、楽な生き方だよな。そんな奴が「労働者の味方」ヅラしてたんでしょ?私が無産階級者代表として、重信の背中に飛び蹴りを食らわせてやる。これが暴力革命だ。

今となっては全く理解できないのだけど、禄に働いたこともない大学生ふぜいの集団でしかない日本赤軍が「私たちは労働者の味方だ」と言っても、私なら「パパとママに食わせてもらってるくせに何言ってるの?働けよカスが」としか思わない。意味がわからん。当時の人間たちは、働いこともない、二十歳そこそこのガキどもを信用していたってこと?いい年した大人が?

この間、Amazon Prime Videoで見た映画、もう名前は忘れてしまったがそれは1960年代の日活青春映画で、吉永小百合扮する女子高生が、人形劇の公演に伴う外泊を許可してもらおうと医師である父親に説明するのだけど、その露土戦争を舞台にした人形劇で「農村の教化にもなる」と、女子高生がキチガイのような事を言っていた。恐らく、毛沢東の「農村から革命を」みたいなことを言ったかったのだろう。
私が父ならこう言う。いやいや、お前、16, 17歳の癖に何で上から目線なの?あなたの何倍も生きてきた人に、何を上から「教育してやる」みたいな事言ってるの?それともアレか?自分の手柄ではなく東京の、医者の娘に偶然生まれたというだけで東京に住むお前は文明的で、頭も良くて、しかし農村に暮らす田吾作共は無教養で全員バカだから御高説を垂れようってのか?思い上がりもいいかげんにしろ!パパとママに食わせてもらってるだけのガキに何がわかるっていうんだ!それが、お前らガキ共の、カスみてえな人形劇で 大人を「教育してやる」だと?ふざけるな!

この映画の、狂気の脚本が受け入れられていたというだけで当時の人間がいかにバカだったか、わかるというものだ。

「支援者」とやらに届いた俳句には以下のようなものもあった。

22 2/25 イスラエルの占領許すバイデンのロシア批判のしらじらしさよ

ほら、すぐに「お前だって論法/whataboutism」に陥っている。殆どの昔の人間の頭脳なぞ、所詮その程度ということだ。以下の一節を百万回声に出して読め:

相手の道徳上の性格や、行動は、一般的に議論の論理性とは無関係であり、これは誤謬である

そして文章の機械的な解読が益々進む昨今においては、「お前だって論法」を、YouTubeのコメント欄なりネット上のどこかに書き込んだ瞬間に、自動的に文章の論理性を確認し、それが「お前だって論法」であった場合、そいつのスマホのリチウムイオンバッテリーが爆発すればよいと思っている。

様々な過去の経緯があり、現在があるのは、タイムマシンがない以上それは仕方がないことだ。これはソフトウェア開発でいう「技術的負債」になぞらえて、「歴史的負債」とでも呼べばいいと私は感じている。過去のバカがやらかした負債のせいで現代を生きる人間が、その負債を更に上積みするのか?どうにかして少しずつその借金を返済していくのか?それこそが逃げられない現実というものだろう。それをこの老婆は「全部ぶっ壊して革命を起こせば良い」と考えていたのだから、歴史の因果関係を理解しておらず、頭が悪いとしか言いようがない。過去の結果としての現在がある以上、それを全てなかったことにはできない。過去をすべてリセットしようとして大失敗した1970年代のカンボジアを忘れたのか。

なぜ重信は、彼の生前どころか2000年以上前から続く歴史的経緯の結果としてのパレスチナ問題の全責任をバイデンが持っていて、それを解決しなければロシアを批判する資格がないと思っているのか?

それぞれに問題があれば、それは並行して話を進めればよいだけなのでは?なぜ関係のない一方の問題があると、他方を進められないのか?データベースのデッドロック問題じゃないんだぞ。「並行して話を進めれば良い」というアイディアに、気づいていないだけだろう?それが頭悪いって言ってるんだよ、バアさん。

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Hiroki Kaneko
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Written by Hiroki Kaneko

自営業のソフトウェア技術者。Airbnb TOP5%ホスト。サイクリングと旅行が趣味。

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