台北 2019年1月(2)

Hiroki Kaneko
7 min readAug 25, 2019

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台北駅からMRTで50分ほど、終点の淡水駅に着いた。

目下、日本で大流行中のタピオカミルクティー。300円くらい。これ、1990年代にも日本で一度流行りましたよね?タピオカは澱粉なので、飲むとお腹が一杯になり「夕ご飯は要らないな…」と思ってしまい、損だ。

川沿いの散歩道を歩くのが、すごく良かった。

ガジュマルかな?これを見ると、ああ、南国へ来たな、と思う。

新北市立淡水古蹟博物館。当時のヨーロッパ人が作った、ヨーロッパ風の建物があるけど、エアコンの無い時代、夏は暑かっただろうにこんな風通しの悪い建物を作って…。
これは紅毛城と言って、最初にスペイン人、続いてオランダ人が利用したようだ。日本人は淡水ではなく基隆に港を作ったと。

真理大学は、キリスト教系私立大学。なんでも、カナダ人宣教師が作った台湾最古の大学だったような。
キキさんは自分の顔写真をSNSに載せるような性格ではないので後ろ姿だけ。

淡水は素敵な観光地なのだけど、心惹かれるのはこういう、何でもない路地裏だった。

渡し船で向こう岸まで来た。1月の台北は、暖かくて本当に良かった。もしあのスクートの飛行機に乗り続けていたら、行き先は常夏のシンガポールであり「暑いな!」となっていただろう。

劉さん家族。彼らもFacebookの投稿を見て声をかけてくれ、夕食を御馳走になった。そしてここは「すかいらーく」。日本のファミレスというよりもう少し高級な雰囲気。

あれ?JR?ここは一体どこだ…台北駅です。
台湾も中国も、駅名は毛筆による漢字で書かれており、カッコいい。どこの書道家の揮毫か…と見入ってしまう。JRも真似してほしい。

翌日。昼に士林駅でピンピンさん(劉さんの妻で今日ガイドをしてくれる)と待ち合わせる前に、川沿いの散歩道を歩いた。

タマリンド。南国に来たな、という気がして、良い。コンビニでタマリンドのジュースを飲める。

金木犀。日本だと秋の花だけど、台北では1月に良い匂いを漂わせていた。

1月の桜。ソメイヨシノより花の色が濃い。花の色からして沖縄の桜と同種か。

新北投駅。ここは昔ながらの温泉地。どことなく熱海に似ている。

お洒落な図書館。こんな図書館が家の近くにあったらいいのに…。

温泉博物館。昔の日本建築。

博物館の中。

新北投は台北駅からすぐに来ることができる、手軽な温泉地です。

しかし一番心に残ったのは、夕方、MRTに乗ってきたジャージ姿の中学生達であり、ああ、世界中のどこでもそれぞれの暮らしがあるのだなあ、と当たり前の事を認識した。というか彼らのライフスタイルが日本の中学生と全く同じだ。学校の他に、学習塾(補習班と呼ばれている)にも行っている子もいるだろう。大変だなあ、と思う。

歓迎来到台北 / Welcome to Taipei / 台北へようこそ

「日本人で海外旅行が初めての人には台湾がお薦め」とよくガイドブックに書かれている。中級以上のホテルに泊まればレセプションでは日本語が通じ、レストランへ行っても日本語のメニューがあるからだ。まあ、そうなのだけど、あまりにも便利過ぎて、違和感が無さ過ぎて「外国へ、遠い所へ来た!」という感慨、海外旅行の醍醐味は無いかもしれない。なので台湾へ行くなら、美味しい食べ物、買い物、といった「いかにも観光客」然とした目的以外に、何か別の見どころを見つけると楽しいと思う。

中文「啊^~我的心碰碰地跳著^~」日文「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」

例えば、台湾のオタク達は日本のサブカルチャーを受容し過ぎなのではないか?といった…。「ごちうさ」まで受容しては…。

しかし美味しいものも食べたい。これは臭豆腐界の最近の流行「キムチと一緒に食べる」。
臭豆腐って美味しいんですよ。匂い以外は。キキさんが「台湾へ来たら臭豆腐を食べろ」と言ったので。
臭豆腐の匂いを何かに例えろと言われたら、💩ですかね?しかし台湾ローカルの人たちは、この夜市の露天から揚げた臭豆腐の匂いが漂ってくると、美味しそうだな、と思うのだそうで。

台湾へ来たら牛肉麵。付け合せの漬物が山盛りで貰えるので、これに白米があればずいぶん安く済むのではないか。

2012年、台北駅

ベジタリアンでも大丈夫。自助餐(セルフサービスレストラン)で野菜のおかずだけを選べば良いので、ベジタリアンレストランは日本より探しやすい。店内にお坊さんが居ることに注目。日本の坊主も見習え!

2012年に初めて台湾へ旅行をして、翌年は両親を連れて、また台湾へ来た。前回と今回、何が違うのかといえば、現地に友達ができて、彼らに再会することができたことだ。これが一番の旅行の楽しみだった。これはAirBnBでホスティングをしなければ、今回も私はよくいる日本人観光客であり、適当に現地のものを食べ、どこか観光地へ行くだけだっただろう。そして向こうから声をかけてくる人といえば、「宗教の勧誘か、物売り」のどちらかしかいなかった筈だ。

また冬に台湾へ行きたいと思った。そして1月だろうと半袖Tシャツで行こうと思った。ローカルの人はユニクロのダウンジャケットを着ていたけど、私は半袖が丁度良いと思った。

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Hiroki Kaneko
Hiroki Kaneko

Written by Hiroki Kaneko

自営業のソフトウェア技術者。Airbnb TOP5%ホスト。サイクリングと旅行が趣味。

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