大学教授が未だに共産党宣言的な事を言っていて驚いた；ビッグイシュー日本411号
最近は販売員のいる時間帯に駅前にいないので、第６次「コロナ緊急３ヵ月通信販売」というやつに応募したら、410号と411号が届いた。
特集の同人誌はどうでもよい。
カナダ、先住民の土地で“最後の原生林”伐採
今年５月、カナダのブリティッシュ・コロンビア州にあった先住民寄宿学校の跡地で２１５人の子どもの遺体が発見されました。この衝撃的なニュースが世界を駆け巡る一方、同州では以前から先住民の土地で原生林の伐採が進んでおり、長らく抗議活動が続いています。伐採に反対する先住民に、カナダ『メガフォン』誌がインタビューしました。
なるほど、それが違法な伐採であるなら今すぐ裁判所へ駆け込んだほうが良いけど、どうもそうではない気がする。「カナダ政府が二束三文で土地を買い叩いたおかげで先住民が何世代にも渡って困窮している」という主張は、「二束三文で土地を買い叩いた」と「何世代にも渡って困窮している」の因果関係が分からない。「広大な土地を莫大な金と引き替えたなら、今頃先住民は大地主として寝ていても暮らせただろうに」とでも言いたいのだろうか？
「何世代にも渡って困窮している」のは、色々な要因がそうさせている；先住民への進学や就職への差別があったからとか、あとはあまりに辺境の地に住んでいたため、当地にさしたる産業もなかったから、それに「親が貧困者だった為にそのような教育や就職の機会にアクセスできなかったから」というものもあるだろう。しかし「カナダ政府の植民地支配」といったものとは直接関係がないだろう。人間は貧困がデフォルトの状態であり、有色人種差別は就職差別や就職後のガラスの天井の原因になりえても、貧困の根本原因ではない。人間は全て、もともと貧困状態にあるのだ。そこに理由や原因などない。説明を必要としているのは富の方なのに？
この構造的な貧困を無くすにはどうしたら良いのか、未だに答えは出ていない。「アファーマティブ・アクション（積極的格差解消）」というのも一つの方法だけど、アメリカであった裁判のように「大学入試で同点だった白人生徒を不合格にして黒人生徒を合格にするのは良いのか？」といった議論もある(*)。
(*)マイケル・サンデルは「私立学校が＜積極的差別解消＞を目的に掲げていたら別にいいんじゃない？」といった意味のことを言っていた。だいたい同点だったら点数以外のところで見るしかないじゃないか
「ここはもともと私達の土地だった」というのが、先住民族とそれを支持する人たちの主張だけど、人間に「自分の土地」というものが果たしてあるのだろうか？偶然、地主の家に生まれたというだけで、家賃収入があり一生寝ていても楽して暮らせる奴がいるのはなぜだ？アメリカ先住民には「自分の土地」という概念はもともと無く、白人入植者が「この土地は俺たちが苦労して開梱して手を加えたから俺たちの土地だ」などと屁理屈を言って作った国がアメリカだ。カナダはどうだろうか。
「先に住んでいた」とか「偶然地主の家に生まれた」いうだけでなぜそれが自分の土地だと言えるのだろう？地主なんぞクソ喰らえだ。だから私は「ここは先住民の土地だ」的な抵抗運動には賛同しない。「自分の土地」を持っている人間は白人だろうが黒人だろうがアジア人だろうが、全員平等に死んでほしいと思っている。なぜならそんなものは妄想だからだ。
浜矩子の新ストリート・エコノミクス
集いなきギグ・ワーカー
事あるごとにギグ・エコノミーに反対する筆者。最後は‘gig’の意味に言及し、集まっていないのにギグワーカーとはこれいかに、と言葉にまで文句を言った挙げ句「万国のギグワーカーよ団結せよ」と共産党宣言的な事を言って終わり。
なんだこれ？「私は気に入らん」と言いたいから難癖つけてるだけだろうが。こんなものはチラシの裏にでも書いてろ。
筆者は同志社大学大学院教授だと。こんな質（しつ）の悪い人間が教授職？冗談でしょう。大学のレフト・ティルトがあるのはアメリカだけだと思っていた。
ギグワーカーの何が悪いんだ？保証が無いから将来が不安だ？そりゃそうでしょう。自営業は昔から、有給休暇も失業保険もないんだよ。仕事が無ければ無収入だ。病気になったらその日からオケラだ。私だって自営業だから同じだ。大学教授センセイは体験したことがないでしょう。センセイ、日雇い仕事を1日でもしたことがあるのか？私はある。
時給アップ？嬉しいに決まってるだろう。各種保証？あった方が良いに決まってるだろう。しかしそれによって人件費がかさみ、結果として雇用されずにあぶれる人がいたら、それはどうなるんだ？
「時給アップで労働者は皆ハッピー」なんて、世の中がそんな簡単なわけないだろう。労働者の待遇と雇用を両立させることが難しいんだ。
ギグワークなんて、小遣い稼ぎだ。それで生活できるなんて誰も言っていない。しかしその「小遣い稼ぎ」すらできなくなったとしたら、どうしたらいいんだ？
私のような自己肯定感の低い人間は、バイトの面接だって一大決心しなければできないんだ。まずはコンビニへ行って無料の求人情報誌を持って帰り、そこから自分のようなキャリアなどなにもない人間でも雇ってくれるような仕事を探し出し、冷や汗をかいて、心拍数が上がって、震える手で電話して、しどろもどろになって面接予定を取り付けて、それで結果、落とされたショックでしばらくふさぎ込む。昔の私がそうだ。非定型発達の傾向がある人間はショッキングな出来事に非常に弱いのだ。誰か他人に、自分の価値が無いと値踏みされることが嫌で嫌で仕方がなかったのだ。
昔の私に「面接なし、全員合格、職場の人と誰とも会わない、好きなときに働いて良い、辞めるも続けるもあなた次第。その決断について誰も賞賛もしなければ非難もしない」というアルバイトがあったら、真っ先に飛びついていただろう。それで自分に自信をつけて、失敗もたくさんして、どのように世の中と折り合いをつけて生きていけばよいのか学んで、その上で収入が足りないなら、それでは次にどうしよう、と考えることができる。
なにかの事情によりギグワーカーの状態からはい出せず、困窮状態にある人がいたら、そこは行政の出番ではないのか？
団結？そんな暑苦しいものは要らないんだよ、金だけくれりゃいいんだよ、賃金分は働くって言ってるだろ！好きにさせろよ！
古い化粧品メーカーやら、電機メーカーやらの事業所を見ると、敷地内にテニスコートやら、着替え用の部室？やらがあるのを見かける。何か、学校みたいだな…とそこに通っていたときに思った。学校が嫌で嫌で仕方がなかった人間が、社会へ出てまで学校のようなことをしなければならないのか…という気持ちになった。ギグワークは、そんな下らない学校モドキのお付き合いが無いのだから、素晴らしいじゃないか。
団結？うるせえんだよ。別の電機メーカー、そこは自称世界一のスーパーコンピューターとやら(*)を作っているようなところだったが、毎年、春闘の季節になると労働組合員が「交渉速報」というものを藁半紙に印刷して、門の前で配っていたっけ。この、インターネットなるものがある21世紀に、藁半紙！あんた達、何を作っている会社にお勤めでしたっけ？その、なんとかアローとかいうスマホで見られるようにしてみては？と思った。
労働組合といったって、私のような下請けの人間なぞ守ってはくれない。「正社員仲良しクラブ」が実態だ。
(*)クラウドコンピューティングの時代にこんなモンいらねえだろ。用途が非常に限られているため、開発費を回収できない
組合員「賃金を上げろ！雇用を守れ！」
会社幹部「それは同時には無理だ。でも良い案がある。下請けを雇っておいて、景気が悪くなったらそいつらをクビにしよう。雇用の調整弁だ」
組合員「それならいいんだ。俺たち正社員の食い扶持だけ確保できればいいんだ」
労使間で、どうせこんな会話がなされただろう。労働組合は、私を守ってくれない。ファック・オフ（浜矩子がイギリス帰りなのでイギリス風に言ってみた）。
企業の研究所の海外拠点勤めで帰国後は大学に引きこもってるような人間にはわからないだろうな。そういった「小金持ちの坊っちゃん嬢ちゃんしかいないコミュニティ」しか経験したことのない人間には。なぜならそこには貧しい家の出身者も、自閉症や発達障害の人間もいないからだ。アスペルガーはたくさんいるようだけど。
調べる時にはWikipedia！
東京都世田谷区の祖父母から受け継いだ家で育つ[2]。曾祖父に美濃部俊吉（官僚、北海道拓殖銀行頭取、朝鮮銀行総裁等を歴任）がおり、美濃部達吉（憲法学者、元東京帝国大学教授兼東京商科大学（現一橋大学）教授）は曾祖叔父。美濃部洋次（官僚、元商工省機械局長）は大おじで、美濃部亮吉（マルクス経済学者、元東京都知事）なども親族にあたる[3]。
なるほどなるほど。「天皇機関説」の美濃部達吉の子孫か。
左翼インテリのご立派な家系に偶然生まれただけか。
へえ。
へえ。
祖先が同じ大学を出ていると子孫が入学できる「レガシー枠」ですか？
「万国のギグワーカーよ団結せよ」？
団結してどうするんだ。
貧乏人が集まって、「人民の敵」・地主を高く吊るし上げるか？
団結する、ということは共通の利害を持つ人々が集まり、そこで「我々」と「彼ら」を分ける、ということだ。
そこに人間社会の問題の全てがあるのに？
学校でのイジメから、人種差別から、国家間の摩擦まで、「我々」と「彼ら」を分けるから起きてるんだろうが！バリアを作ってるんじゃねえよ。散れ！散れ！万国の労働者よ、群れて犬になるな🐕、孤独な猫になれ🐈！ただ最大多数の最大幸福だけ考えれば、要は割り算すればいいだけじゃねえか。必要なのは団結じゃない、儲けの割り算だ。
この「古いお嬢様」も、ビッグイシューもレフト・ティルトなので「平等」というものがこの宗教のお題目でもあろうけど、ビッグイシューの掲げるミッションはそこではないだろう？
「失業者に現金収入の機会を提供する＝持たざる人に食べ物と寝床を提供する」がミッションではないのか？
そうなれば問題は「不平等」ではなく「底辺の人たちの生活水準の底上げ(bottom up)」であり、それさえ達成すれば、あとは大金持ちが宇宙旅行しようが勝手にどうぞ、なんだよ！そこが達成されていないのにジェフ・ベゾスが宇宙へ行っているのだから私などは「宇宙へ行って帰ってくるな、このハゲ」と思っている（帰ってきたそうです）。
経済学が貧困の問題を解決できないのに、貧困者がわずかな金を稼ぐ手段まで文句をつけてどうするんだよ。お前ら経済学者が無能だからお前らの代わりに「富の再配分」をしてるんだろ？トリクルダウン理論などありえない？一滴も滴り落としていないお前が言うなよ。
「天に向かって唾を吐く」自分に気づけないから、言ってることは、20世紀にこれ以上ないぐらい失敗した政策の大本を作った「共産党宣言」の焼き直し。こいつアホだなって思うんですよ。大学教授っていうのは、さぞ頭の良い人間がなるものだと思っていたけど、どうもそうではないようで。お生まれだけでなれるそうだから、天皇と同じだ。あんたの祖先が「天皇機関説」なら子孫は「大学教授はバカでもなれる説」を体現したな。
“団結せよ”？
余計なお世話だ！
偶然金持ちの家に生まれただけの人間が、貧乏人を扇動するな！貧乏人は、お前の駒ではない！
ファック・オフ（失せやがれ）。
そういうわけだから、みなさんもビッグイシューを買ってください。トリクルダウンしようぜ！！！！！以上、ビッグイシューのステマでした！！！！！！！！！編集長さん、私がコイツの代わりにコラムを書きましょうか？
