日本映画の主役が日本人なのは差別だ!ブルキナファソ人を主役に!:ビッグイシュー371号
定期購読分と、駅前の販売員から買った分で同じ雑誌が2冊、手元にある。駅前ではいつもの初老の男性販売員の他に、身なりからしてホームレスではないだろう、という中年女性が一緒に売っていた。たぶんボランティアの人なのだろう。
スペシャルインタビュー スペシャル企画:草間彌生
彼女が長い間日の目を見なかったのは女性でアジア人だからだと主張する白人女性の美術史家。ハリウッド映画の主演は白人ばかりなのは差別だとか何とか。じゃあ日本映画の主演は日本人ばかりなのも差別か。インド映画の主演がインド人なのも以下略。
ここで本議論は「アファーマティブ・アクション(積極的差別解消)」の問題になり、マイケル・サンデル的な話になると「私立大学がその目標を積極的差別解消に据えるなら、入学試験の成績が同点だった白人と黒人のうち、黒人の方を入学させても構わない」となるそうだ。でも映画はそうじゃないでしょう。そんなのだからポリコレ警察だとか言われて煙たがられるんだ。草間彌生が長いこと日の目を見なかったのが女性でアジア人だからだった、と何か証拠でもあるのなら良いけど、「ポリコレ文脈で可愛そうだから認めてあげようぜ。それにこうした非・西洋文明圏の芸術家の良さを認めてあげるのが美術通の西洋インテリとしてカッコいいんだぜ」と言いたげな感じを、非常に、受ける。19世紀ヨーロッパ絵画におけるジャポニズムの時代から連綿と続く、これはリベラル西洋インテリの伝統なのか?アメリカ先住民を「高貴な野蛮人」として尊敬するとか、そういう描き方をするハリウッド映画のような。狩猟採集生活でも農耕生活でも何でもよいが、警察も裁判所も刑務所もない社会は復讐の連鎖を止めることが出来ない、非常に暴力的な社会であり、女の取り合いだとか下らない暴力の連鎖で男の1/4~1/2が成人する前に早晩、命を落とすという。決して「自然と一体になった理想生活」などではない。
浜矩子の新ストリート・エコノミクス―― GAFAは善管注意義務者になれるか
大企業イコール悪、と決めつけるのはアタマが悪いので止めよう(筆者は大学院教授と書かれているが…?)。大企業への文句は「税金払え」だけで十分。Facebook Libraだって低い手数料で海外送金できるのなら結構な事じゃないか(Libraがその後クレジット会社から総スカンくらって実現するかどうかも怪しくなっていることは書かれていないな)。私は先日、中国の友人から日本へ1万円を銀行から送金してもらって手数料2000円取られたんだけど、どういう事?
「うちはインフラだから」というプラットフォーマーの物言いが気に食わないようだ。「そのうち大手の支配により、大手のプラットフォームを利用しなければ商売できなくなるぞ」という心配は真っ当ではあるけど、それによって生み出された利用者の便益のことは一切言わないというのはどういう事?
物事には良い面と悪い面があり、差し引きの結果がプラスなのかマイナスなのかで判断するしかないだろう。大学院教授ってこんなにアタマが悪いのか。中卒なのでよくわからないところだ。
このセンセイの言う「大企業」は「Uberがギグ・ワーカーに何の保証もしない」のような事実に代表される態度に憤慨しているのだろう。労働者保護の制度が手厚い仕事と、まったくない仕事。労働者としてどちらが良いかと言われたら、当然、前者だろう。しかしその各種保険などのコストが嵩むが故に企業が労働者採用に消極的になり、そのせいで失業している事実があるとしたら?「ギグ・ワーカーなんて一生の仕事ではないが<ちゃんとした企業>の<ちゃんとした仕事>を見つけるまでの繋ぎ」だとすれば、行政や<ちゃんとした企業>がカバーできない人に仕事を与えられる。しかしもっと待遇の良い、保証の手厚い仕事に長い期間就けないのだとしたら、それは行政の出番ではないのか?ギグ・エコノミーを非難する人たちは、そこまで考えてものを言っているのかな?ビッグイシュー寄稿者に共通することは「お前ら考えが浅いんだよ」だ。
インドネシア 熱帯雨林消滅させる「パーム油発電」日本の電気料金で促進か
原発イヤ、パーム油発電もイヤ、でも電気欲しい。どうしろってんだ。
あらゆる発電の中で、何が一番効率よく発電できるのかを考えれば良いだけなのでは?バイオ燃料が良いなんて誰が言ったのか。石油を燃やしたほうがマシだろう。
NPO法人ビッグイシュー基金におかれましては、紙を使わずネット上から雑誌やら年次報告書やらを閲覧できるようにしない癖に環境問題がどうとか言うのだから笑ってしまう。