最近はYouTubeで日本人以外のコメントを読むのが大好きだ

Hiroki Kaneko
6 min readJul 29, 2023

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動画は、アーケードゲームに革命を起こした「アウトラン(1986)」。
このゲームに関する個人的な思い入れというのはあまりなく、当時のわたしは子供であったため、この高い評価を受けている音楽をあまり聞くこともできず、すぐゲームオーバーになっていたからだ。

昔のゲームのサウンドトラック動画などというものは、YouTubeにいくらでもころがっているのだけど、私が注目しているのはコメント欄だ。
私は生まれてこの方、ずっと日本に住んでいるので、もはやこの年で他の日本人が何と考えているのかだいたい予想がつくというか、興味もない。しかし外国人がどう考えているのか、ということにはとても興味があり、大抵の英語コメントを読んだり、読めない場合は自動翻訳をして読んでいる。

そんな中、アウトランの動画に感動的なコメントと、そのコメントへの反響がとても心に残ったので紹介する。

@katopotato9093
44 years old and divorced, feel like life has truly fked me over. But then isn’t it amazing, this soundtrack takes me right back to happier times. I must have been around 10 years old and playing this in the arcades, no worries, no women, no bullsht, just me and that steering wheel, driving that Testarossa. This provides a brief, yet much needed release.

44歳で離婚していますが、本当に人生に打ちのめされていると感じています。でも、それってすごいことじゃないですか、このサウンドトラックは私をもっと幸せな時代に連れて行ってくれるんです。私は確か10歳くらいで、ゲームセンターでこれをプレイしていました。心配することはありません、女性もいないし、でたらめもありません、私とそのハンドルだけで、あのテスタロッサを運転していました。これにより、短いながらも非常に必要なリリースが提供されます。

@PassionJeuxVideoTV
As I understand you … At the time my grandparents and my parents were still alive … No need to work to pay the rent … I also suffered a divorce ….

The strength of these music, of these old games, is to instantly bring us back to a happy period, which allows us to feel better about ourselves.

Thank you for your touching comment.

私も理解していると思いますが… 当時、私の祖父母と両親はまだ生きていました… 家賃を支払うために働く必要はありませんでした… 私は離婚にも苦しみました… これらの古い音楽の強さは、ゲームは私たちを瞬時に幸せな時期に戻し、自分自身についてより良い気分にさせてくれます。感動的なコメントをありがとうございます。

その他55件のコメントが続く。ほとんどが「私も同じような思いをした。元気を出して」といった内容だった。

@MrJef06
このビデオを見ると思い出が甦ります!それは 35 年前のことです…当時 13 歳だった私は、フランス西海岸の海の近くで休暇を過ごしていた間、小さなアーケード ゲーム場でほぼ毎日このゲームをプレイしていました。シンプルな筐体バージョンでしたがとても楽しかったです!グラフィックの品質は当時としては非常に革新的でした。私はゲームのすべてが大好きになりました。音楽はもちろんですが、車が動くとフェラーリのロゴの方向が予期せず変わったり、道路の車線が時々消えたりするなどの小さなバグも好きになりました。両親と私が滞在していたホテルで、建物の前の小さな庭に赤いテスタロッサが停まっているのを見つけました。本当に一生忘れられない素晴らしい車でした。

このゲームは北米だけでなく、フランスなどヨーロッパでも稼働していて、その当時の少年たちに大切な思い出を残していたし、その後彼らは他の多くの人が辿るのと同じように人生の荒波に揉まれ、偶然見つけた昔のアーケードゲーム(そういえばゲームセンターというものもなくなった)の音楽を聞いて、子供の頃の楽しかった思い出に涙する、という。

それからこのビデオゲーム史に残る名作を作った人はどうしたのかというと、鈴木とかいう人はこないだ20年ぶりの続編「シェンムーIII」を出した後、「スペースハリアー」っぽいゲームをスマホで作っていた。
中とかいう人は独立して自社の圧迫面接で「あなたこの程度で今まで何をやってきたんですか?ウチは会社の中心人物になれる人を募集してるんですよ?*」と他力本願極まりないセリフを自信たっぷりに吐いて内気なゲーム業界人たちを泣かせていたバチが当たったのか、インサイダー取引で逮捕されていた。当たり前だボケ、いい気になるなよ、2,3年ブチ込まれろ、と言いたい。

*ちなみに上のセリフは「インサイダー情報」であり、直接このセリフを言われた人から聞いた。

作った人はどうでもいいんだ。この、ようやく人生の長旅の疲れが顔に出てきた「昔の少年たち」を知りたいんだ。

@bentp4891
バトリンズ・ボグナー・レジス 1987 年、12 歳。油圧可動キャビネットを備えたアーケード ゲームを初めて見ました。後ろのスピーカーからマジカルサウンドシャワーが鳴り響く車に座って、自分が世界の王様だと思った。

いいね、幸せな思い出だね。

@x503km
1980年生まれです。幼い頃の名誉をコンバーチブルに乗って走る想像をして楽しんでいたゲームです。今は経済的にすべてを成し遂げましたが、今乗る車はあのときときめきがありません

本物のフェラーリを買って車内でアウトランの音楽を流しているよ!という人も散見される。

アウトランへのオマージュとして、「198X」というゲーム内ミニゲーム「THE RUNAWAY」がある。

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Hiroki Kaneko
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Written by Hiroki Kaneko

自営業のソフトウェア技術者。Airbnb TOP5%ホスト。サイクリングと旅行が趣味。

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