良いニュースと悪いニュースを判別する方法?Googleが的外れなことを書いているのでもっと良い判別方法を書く
国際ファクトチェックデーというものがあるのをGoogleのトップページで初めて知った。それにあわせてGoogle Japanが「ニュースをファクトチェックする 5 つの方法」という題名のブログ記事を追加していた。
1. 情報のソースは何か。
そのニュースがどこから提供されたものかを確認します。情報源が確認または検証できない情報は、共有しないようにしましょう。2. そのソースは信頼できるか。
情報には、証拠が必要です。公式な一次情報源 (信頼できるメディア、政府のウェブサイトなど) を探し、その記事の主張が、情報源、写真、動画などへのリンクによって裏付けられているかどうかを確認しましょう。3. 誰が「専門家」か。
専門家のコメントなのか、感情的な意見なのかを見分けましょう。その分野のエキスパートの意見を確認するようにしましょう。4. アクション (高評価、共有、購読、購入など) を求められていないか。
目を疑うような「特ダネ」記事は、収益化しているアカウントを運営している人による、ソーシャルメディア上で注目を集めようとする策略かもしれません。5. 衝撃的だったり、恐怖心や憎悪を煽ろうとしたりしていないか。
残念ながら、危害や損害につながる有害な誤情報がまだ拡散されています。共有する前に、立ち止まって考えることが重要です。
上記の「五箇条」は、まあ、当たり前というか「仰るとおりですが多くの人はそれができないから困ってるのだ。なぜそれをできないのかの原因を出した上で解決法を提示しなければ意味がないのでは?」と思った。
例えばアブラハムの宗教だ。キリスト教をこの「ファクトチェック五箇条」に当てはめてみよう。
1. 情報のソースは何か。
→旧約聖書は、2600年前頃に生きた宗教家が複数おり、それぞれが勝手にシュメール文明の洪水伝説などをパクったり、その当時の「部族社会の偏狭な掟」を書いただけだ。新約聖書は、イエスの死後、弟子たちの伝聞を書いたものだ。
2. そのソースは信頼できるか。
→できない。当時は文書に電子署名などもできず、「盛って書く」ことを止められないからだ。だからイエスは死んでから生き返っただとか、処女から生まれたとか、「ソコ、嘘ついて何かあなたの得になるのですか?」という嘘をつく。だからどうしたとしか思えない。宗教を広めたい気持ちはわかるが、だからといって嘘をついてまで広めようというのは「江戸しぐさ」のアイツと同じで罪深いことだ。「崇高な目的のために手段は正当化される?」ウクライナを見ろ。
3. 誰が「専門家」か。
→宗教家が「専門家」ということになるが、コイツらも「自分が属していると思いこんでいる組織を守るため」に嘘をついたり、ローマ教皇がドイツ人神父の少年強姦を隠したりしているので信用ならん。
4. アクション (高評価、共有、購読、購入など) を求められていないか。
→ドイツでは未だに教会税がある。
5. 衝撃的だったり、恐怖心や憎悪を煽ろうとしたりしていないか。
→黙示録だの最後の審判だのという終末思想を広めて「死にたくなければ私たちの組織に入れ。入らなければお前は地獄に落ちる」といって脅迫する。
ほら、この基準でいえばキリスト教も「偽ニュース」じゃないか。
では皆、キリスト教というかアブラハムの宗教をやめるか?やめやしない。それはなぜか?信者たちが「自分がそのコミュニティに守られている」と思っているので、嘘だとわかっていながら「私は神を信じる」と宣言して、コミュニティの一員であることを「内部向けにディスプレイ」しているじゃないか。
これこそが「偽ニュースが広まる原因」ではないのか?
「多くのロシア人は国営メディアの流す偽情報に惑わされている」?
BBCのニュースサイトをブロックされたところで、BBCはダークウェブ上にミラーサイトがあるのだから、そっちなら見られるでしょう?つまり原因は情報へのアクセスではなく、自身の帰属に関わる本能が自分自身を真実から遠ざけているだけだろう。
Googleが提言するような「五箇条」がなくても、もっと簡単に偽ニュースを判断する方法がある。
Not long ago he tweeted: “Interesting: how much bad news is anecdotal and good news is statistical. (And how invisible the statistical is.)
最近彼はツイートした:“興味深い:悪いニュースは逸話的であり、良いニュースは統計的だ(そして統計がどれほど目に見えないか)”
これだよ。「悪いニュースは逸話的」だ。
逸話とは、世間や世人にあまり知られていない興味深い話、世人の目から逸した話のこと。(Wikipediaより)
Webページの気持ち悪い美容広告は、だいたいこのような感じだ。
「(有名人|医者)の○○さんが激ヤセする方法を暴露<これだけ食べれば痩せるのになんで皆やらないの?>」
「<世の中には何か、自分が知らないこと、または秘密にされていることがあり、それを暴露した人からのみ真実を知らされる>と思い込んでいるヌケサク共が多いから、いっちょだまくらかしてやろう」と、この広告主は思っているのだろう。こんなものに騙されるなよ。
偽ニュースを排除するには?簡単だ。「暴露」とか「真実」といった文言の入ったヘッドラインをすべて排除する。これで90%は排除できる。あとは、Googleの「五箇条」やら何やら、勝手にやってくれ。
ニュースをファクトチェックする方法(私のやり方)
- 「暴露」とか「真実」、といったドギツイ言葉の書かれたヘッドラインはすべて無視。真実と書かれた記事ほど真実からは程遠い。「真実、ということにしたいのですね 」
- その記事を書いたのは誰か?匿名の、わけのわからんハンドルネームしか出さない奴の言うことなぞ、全部無視だ。自分の発言に責任を持たないやつの言うことを、なぜ聞かなければならないのか?1秒だって時間の無駄だ